日本綜合地所 内定取り消しで1人100万円支給

12月10日8時4分配信 産経新聞
 マンション分譲の日本綜合地所が、来春入社予定の内定を取り消した53人に対し、補償として1人あたり100万円を支払うことが9日、分かった。多くの企業が来春の募集を終えており、新たに就職先を見つけることが困難なため。
 同社によると、当初は内定を取り消した学生に対して、それぞれ42万円を支払う予定だった。だが、同社役員らが学生を個別訪問して謝罪した際、内定を取り消された学生の苦境を改めて痛感したという。
 このため、「会社として最大限できることをやる必要性を感じた」(広報担当)として、増額を決めたという。
 同社が内定取り消しを通知したのは11月中旬。取り消しの理由は不動産市況の低迷による業績の急激な悪化で、同社の平成20年度上期の連結業績は、経常利益が前年同期比83・2%減、最終損益も赤字に落ち込むなど、状況は極めて悪化している。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081210-00000069-san-ind

内定切り「辞退と書いて送れ」のクソ会社もある(らしい)なか、この会社はどうなんだろうと・・・
批判とか、かわいそうとか、企業のバカヤローを書くのは簡単ですが、
(そして企業のバカヤローとは私も思いますが(^_^;))
ではどうすればいいんだよと思うと、私は会社の出す額として100万という額は、腰だめの数字だとは思うけど、まあまあじゃないかと無責任には思ったりします。
今、新入社員の月給は30万弱と考えれば、3〜4か月分。もともとどのくらいが妥当かの基準がなかなかないですから。
リスクを考慮しない採用計画を立てて採用した責任というか落ち度は当然あります。人事担当役員の更迭くらいあってもいいと思います。
もちろん歯を食いしばって採用して育てて、お金のかかった分以上の利益をもたらすのがベストだが、それが厳しいから世間にたたかれる覚悟でこんなことを考えたんでしょうし。
とにかく採れ、採った後でつぶれちまえなんて言うのはあまりに粗暴な意見。かえって不幸になる人の人数が増える。
では内定者はどうかというと・・・
内定者が世論の後押しも受けて、こんなの許さない、で間違って入社しちゃうと、かえって不幸になる気がしてならないです。
先ほど書いた通り、企業が悪い、これは間違いない。
ですが、内定者にははなはだ失礼ではあるが理解できないのは、なぜこんなときにマンデベか、という・・・
同業他社つぶれてるじゃないですか。いや、ウチの会社だけはちがう、つぶれるところはつぶれていただき、残ったウチの会社は繁栄する!とはっきり言い切れるようなものがマンデベ各社にありますかね?独自性出しにくい業種だし。
もちろん今年に入ってからの激変が大きかったでしょうし、さすがにここまでになるとは予想した人は多くないにせよ、サブプライムローン問題なんてこの内定者たちが就職活動を始めた頃にはすでに起こっていたことです。
悪いけど、運がよくない限り、マンデベは来春入社してもろくに良い思いもせずに転職というのが多い気がしてならないですがねぇ。
そう思えば、100万もらって就職活動のほうがぜんぜんましだと思います。1年下の合同説明会に飛び込んで、自己紹介カード?に事情を正直に書いたらどうですか?多少の会社は事情に理解を示してくれてチャンスをくれると思います。まだ3ヶ月以上あります。