新卒採用どこも苦戦?

かなりの会社で明後日、内定式が行われそうですね。
ちょっと時間があったので、新卒採用関連のネット書き込みをいろいろ見てみました。
やはりどちらも新卒採用には苦労しているみたいで…もちろん、新卒採用は就職難の時は簡単かというとそうでもなく、いつもそれなりに大変なものでしょう。でも当然のことながら、企業の採用数が多いときのほうが大変なのはまあ間違いないかと思います。
そういったなかで書き込みが目立つのは、考え方としてCSが大切、学生は客?、採用にいたらなくても合否に関わらず応募者を気分良くさせないと…といったものが多く(こうなるとまた胡散臭い業者が湧いてくる(笑))、さらに学生の側として、その会社を選んだ決め手は「対応がよかった」(苦笑)
おいおい、長ければ40年勤める会社を「対応のよさ」で決めちゃうのか?すごい人たちだなぁ…
こういう人たちって、入社した後も「入社式の対応が悪い」「研修時の昼飯が悪い」「時間より成果、と言いながら5分遅刻したくらいで強くとがめられた。度量が狭い」あげくにたいした業績も残さない段階で「人事考課の基準が不明確」「上司はナニ見てるんだ」とか、ず〜っと言いまくりそうですね。で、失望して転職したはよかったが、次の会社で「中途採用だからといって即戦力を期待しすぎ」「中途採用者の研修がチープ」「人事制度上中途採用者は不利じゃないか」こんな感じでしょうか。
幸か不幸か私は現在採用を担当していませんが、応募学生のネットの書き込みに神経質になってる担当者が気の毒に思えます。「そういうネットはしばらく見るな。それから、おもてなしは最低限許されるレベルにして、それ以外の部分で、ない知恵絞れ。俺もいい知恵ない、悪いけど(笑)」と言うんですが。
しかしながら、かつてはそういう心配こそ要らなかったものの、電話かけとか、学生に連絡取る手間は今と比べりゃ何十倍でした。でも、その分直接会話もできるし、コミュニケーションとしては温かみがあってよかったように思えます。しばらくは若手社員から「stoncoさんって日曜日にしょっちゅう電話してくるからなぁ…」なんて言われたものです。で「だって日曜しかいないんだもん。こっちだって面倒くさかったよ(笑)」なんて。でも、「媚び」はありませんでした。自分自身そういうの苦手ですし。
こういうのって、今は限りなくメールやアウトバウンドのアウトソーシングですよね。便利になるのも考えもんですね。