<ユニクロ>「日本一早い入社式」断念、4月に 学生を配慮

2月22日2時32分配信 毎日新聞
 カジュアル衣料品店ユニクロ」を展開し「日本一早い入社式」で知られるファーストリテイリング(本社・山口市)が今年は例年より1カ月遅れの4月4日に入社式を行う方針を固めた。「春休みが短くなる」など新入社員からの声が強まり、バブル期並みの売り手市場の下、学生側に配慮した格好だ。
 同社は96年以降、一般企業よりも約1カ月早い3月初旬に入社式をしている。売り上げが急増するゴールデンウイークまでに戦力になってもらうのが狙いで、昨年は3月2日だった。新入社員は本社研修などを経て月内に全国の店舗などに赴任するのが慣例だった。
 ところが、例年新入社員から「大学の卒業式に赴任地から行くのは面倒」「春休みが短く、卒業旅行に行けない」などの訴えが続出。このため「時代の流れに対応した。学生のうちにやるべきことをしっかりとこなし入社してほしい」(広報チーム)と“日本一”の返上を決めた。
 今春は約400人が入社する。【大村健一】
 ▽若者の就職事情に詳しい労働政策研究・研修機構小杉礼子研究員の話 大学のサークル活動や学問を通じて得たコミュニケーション能力は社会人としての基礎になる。入社式を前倒しして社員にするより学生時代にやるべきことをしっかり実行させた方が後々につながるはずだ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080222-00000015-mai-soci

記事のタイトルは「入社式」だけど、ここで言いたいのは「入社日を早める」ことだと思います。
一般的には卒業式は3月下旬だと思う(調べてないので適当)からよくある4月入社で別にいいのかな、と私(一応人事担当者)は思いますけど、実質高校だって大学だって3月は授業ないと思う(調べてないので適当)ので、まあ、大学や高校の行事の邪魔にさえならなきゃどうでもいいんじゃないか、と、3月入社を否定する気もありません。
卒業旅行とかサークル活動とか、そういうのを尊いと思う経営者は4月入社にすればいいし、何甘っちょろいこと言ってるの?と思うならば3月入社にしてもいいと思います。
ただ、面接などで「学生時代は学生でなければ出来ないことを精一杯やるのが社会に出て役立つもんだ」と言う経営者や人事責任者は多いのではないですか?であるならば、卒業式までは学生時代なんだから、学生でなければ出来ないことをさせるべきかもしれません、皮肉ではありません。
で、記事のタイトルはともかく、記事の内容からは逸れてしまいますが、かねてから「入社式は要らないんじゃないか」と私は思います。
なんで新卒定期採用だけ入社式をやるのか?新卒でも留学生で夏に卒業して秋に入社する新卒には入社式やってますか?中途採用は入社式をやらないですよね?それで困ることってありますか?
ね、要らないでしょ?(笑)
社長講話は式でする必要はない。紙かヴィデオか動画ネット配信で。せっかくの社長の話は、新卒入社者にだけに聞かせるのはもったいない。
でも、要らないのはあくまで入社「式」であって、導入研修は必要です。そしてこれは、新卒(入社時期を問わず)と中途採用で考え方を分ける必要は当然あります。働いたことのある人に名刺の渡し方を研修するのは失礼です。
私は、人事担当者として、むしろ「定年退社式」をやってあげて欲しいんですよね。長く会社に貢献した人なんだし、自分の意志じゃなく定年というルールで辞めるのですから。
趣旨はもちろん「ご苦労さんでした」。定年退職の時期を、生年月日によって年2回〜4回くらいに集約して、社長や重役と食事会でもいいや。で、記念品と花束贈呈。1万人の会社で出来るかって?やりゃあいいじゃない。1万人の会社で入社式やるノウハウがあれば出来ますよ。