「日本はGMを笑えない」=自民党部会で苦言−池尾慶大教授

5月20日21時2分配信 時事通信
 「日本は、過去に約束した年金・医療保険の負担に苦しむ米自動車メーカー、ゼネラル・モーターズGM)を笑えない」−。池尾和人慶大教授は20日、講師として出席した自民党部会で、年金など将来世代への借金つけ回しを続ける政治の在り方に対し、苦言を呈した。
 政府の審議会委員を多数務め、昨年は日銀審議委員の候補になった同教授は、「政治の利害調整機能の低下が、経済の新陳代謝を阻害し、低迷を招いている」と強調。財政運営についても、「(補正予算など)裁量的な財政運営は、かえって資源配分機能を劣化させる」と指摘した。
 同教授の率直な苦言に対し、出席した議員からは、「われわれとしても、補正予算の中にどういう意味があるのか分からないものがある」、「よく整理して有権者に説明したい」などの声が上がっていた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090520-00000192-jij-bus_all

今日、会社を休みます。理由はなんとなくです。有休消化です(^_^;)
それなのになぜか早起きしてしまい、この記事が目に留まり、あれこれ考えました。
きちんと考えるためには、その前段階として考える基礎になる土台が必要です。しかし悲しいかな、私にはそれがないです。
とりあえず、こんなことを考えました。突っ込みどころ満載だと思いますが、そういうのがあったら教えてください。
 

 
日本の借金は九百兆くらいあるらしい。
でも日本人の金融資産は千何百兆円あるらしい。
ひょっとしてこれまでの税金の取り方がヘタだっただけかもしれない。
ここはひとつ、金持ちにヒトハダ脱いでもらおうではないか。
ひとつは資産に課税する、もうひとつは所得税高所得者への累進を高める。
 
その一方で
・企業への課税は抑えるべきだ
企業が儲けねば世の中不安だらけになるのは最近の様子を見れば明らかだ。働く場がないのがなにより最悪だ。
・平均的、あるいはそれ以下の収入の人に関しては、扶養控除を大幅に増やす→扶養家族の多い人の所得税を減らすべきだ
・だが、健康保険とか厚生年金保険が世帯単位(厳密にはこの表現はおかしいがアバウトに考えてください)というのは無茶な気がする。個人単位でいいと思う。そもそもそうでないと理屈が合わない。たとえば4人家族と独身者、大雑把に病気になるリスクは4倍のはずだ。「保険」なのに扶養しているからという理由で4人家族と独身者が保険料同額、というのはおかしい。
・そうすると、扶養家族の多い人に負担になる
消費税をアップしてそれを補うのはしょうがないかもしれない。
・そして、多少の収入のある独身者・扶養家族のない人少ない人は増税やむなしかもしれない。
(独身者は税金高いから結婚したい、なんてなったらナンセンスな話だがそういうのも含めて)
 
年金債務が八百兆くらいあるらしい。
これも年金のとり方払い方のバランスが悪かった。
でも、簡単ではないと思うが、時間をかけてバランスを修正するしかない。見方を変えれば、修正すりゃいいだけのことともいえる。
個別あるいは世代間の損得はもうしょうがない、あきらめる。なるべくその損得をマイルドにしてもらうのを願うしかない。
修正方法や修正期間などは偉い人に考えてもらうしかない。
 
【増やすべき】
・資産への課税
相続税
・扶養家族のないあるいは少ない人の所得税
・所得の多い人の所得税
・消費税
・扶養家族の多い人の社会保険料(というか個人単位)
 
【減らすべき】
法人税
・扶養家族の多い人の所得税
 
※少なくとも今、借金が多いのだから、【増やすべき】のほうが多いのは致し方ない。
 
●企業が、日本でビジネスすることがおいしいと感じるようにする
●金持ちが、重税だから日本から脱出しようと感じないぎりぎりレベルにする
●生活苦から犯罪などにつながらないようなセイフティネットを敷く
●詳しくは理解していないが「ベーシックインカム」というのは考え方としては面白い気がする
 

  
政府は、政治家は、こういうことを考えるためのきっかけをもっと与えて欲しいものです。
そして、こういうことを考えてみると、悪いけどスポーツ選手や芸能人が知名度だけで政治家になっていくことがいかに馬鹿げているかわかります。政治家の世襲のほうがその資質という意味で100倍マシです(^_^;)
 
ところで、今度の選挙で上記の考え方に近いほうに投票したいのですが、これは自民党に近いのでしょうか、民主党に近いのでしょうか?