(ボクシング)嶋田KO勝ち世界ランク復帰/佐藤米修行後4・25WBA世界ミドル挑戦

3月17日9時47分配信 日刊スポーツ
<プロボクシング:ノンタイトル10回戦>◇16日◇東京・後楽園ホール
 37歳の元日本ライト級王者嶋田雄大(ヨネクラ)が9カ月ぶりの再起戦をKO勝利で飾った。WBA13位アメス・ディアス(パナマ)に4回1分47秒、KO勝ち。昨年6月にWBA世界スーパーフェザー級王者バレロに敗れて以来の復帰戦に快勝した。この勝利で世界ランク復帰が確実となり、WBA世界ライト級王者モーゼス(ナミビア)への挑戦を希望した。嶋田は23勝(16KO)4敗1分け。
 嶋田が健在ぶりを証明した。4回、ディアスの懐に飛び込み、右フックでダウンを奪うと、そのままカウントアウトした。JBCが定める37歳の定年を過ぎ、特例で現役続行が認められているが、WBA13位に勝ったことで世界挑戦資格の15位以内が確実になった。「やる気満々です。海外だろうが、パンチが当たれば相手は倒れます」と、王者モーゼスへの挑戦を熱望した。陣営も王者側と接触を持っており、試合後に交渉を本格化させる。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090317-00000020-nks-fight

3月17日9時47分配信 日刊スポーツ
 東洋太平洋ミドル級王者佐藤幸治(28=帝拳)が、「米国ケンカ合宿」で難関突破に挑む。16日、都内で4月25日にドイツ・クレーフェルトでWBA同級王者フェリックス・シュトルム(30=ドイツ)に挑戦することを発表した。欧米人の平均体重に近いリミット72・57キロのミドル級は、選手層が厚く、レベルも高い。その壁を乗り越えるため、佐藤は17日に米ラスベガス合宿に出発。総合的な技術向上を狙ったこれまでとは違い、本場の世界ランカーたちを相手に、毎日スパーリングだけの練習に徹する。自身初の12回通しスパーも行い、実戦での勝負勘を磨き抜く。
 ミドル級は95年にWBA王座を奪取した竹原慎二が唯一の日本人世界王者。過去に挑戦した日本人も2人しかいない。それでもアマ時代に全日本5連覇の実績を誇る佐藤は「ほかの選手より運がある。歴史的な瞬間になります」。将来は国会議員になるのが夢で「ここで有名になって夢を実現させたい」と話した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090317-00000019-nks-fight

どちらもよいニュースです。
佐藤・・・この階級で世界戦決定はうれしいニュースです。正直、チャンピオンはWOWOWで見る限り攻略できそうな気がしません。防御面でかなりの差がありそうに思います。せっかくならパブリクやアブラハムとの豪打対決(日本の破壊力と世界の破壊力の比較)を見たいですが、パブリクは人気者でファイトマネー高そうですし、アブラハムはIBFのチャンピオンですから日本選手は無理。そんな中ですが、実力者シュトルムに日本トップがどの程度通用するのか、楽しみです。個人的にはここに挙げた中ではアブラハムが一番ではないかと思っていますが。
しかしさすがテイケンジム。世界を狙うならこのジム、となってしまうんでしょうか。引退した?今でも、ひょっとすると佐藤よりクレイジー・キムのほうが強いのでは?と思ってしまいますが、彼には世界戦のチャンスは訪れなかった・・・
そんなクレキムと同じヨネクラジムの嶋田・・・ニワカファンの私はこの選手の全盛期を知りません。かつて長島や木村に勝っています。なぜ5年前に世界に挑戦できなかったのか、そのあたりはわかりませんが、戦績を見る限り、(亀田と違い)本当に世界挑戦のチャンスを待ちながら前哨戦を繰り返してきたように見えます。先日のバレロ戦は、本来と違う階級で、しかも調整期間も短い無理やりなものを感じました。今度はぜひ世界戦をいいタイミングで組んで欲しいです。正直世界は遠いかもしれませんが、悔いのない集大成を見せて欲しいです。
そんなわけでどちらもチャンピオンになるのは難しいと予想しますが、これは変な意味ではなく、そもそも世界チャンピオンに挑戦する試合で「有利」なんてことは滅多にありえないわけで(元チャンピオンならばまだ話は別ですが)。
あと、世界に挑戦するに充分な実績のある(勝つ見込みがあるかないかは置いといて)選手には、テイケンジムでなくてもチャンスをぜひ!