五輪=北京大会が開幕、花火が打ち上げられ華やかに始まる


2008年8月8日(金) 21時23分 ロイター
北京五輪が予定通り8日午後8時に開幕した。メーン会場「鳥の巣」スタジアムでの開会式は、大掛かりな花火が打ち上げられるなど華やかな幕開けとなっている。
 北京五輪は中国が国の威信をかけて開催する世界最大のスポーツイベント。200を超える国と地域が参加し、約1万500人の選手が参加する過去最大の大会となる。日本オリンピック委員会(JOC)によると、北京五輪に出場する日本代表選手は前回のアテネ五輪の312人を上回り、339人になる見通し。東京五輪を除き最多となる。
 <環境や民族問題で揺れる中国、華やかな開会式の周辺には多数の警官>
 1896年にギリシアアテネで第1回大会が行われてから戦争による中断をはさみ北京五輪は29回目の夏季大会。1964年の東京、1988年のソウルに続き、アジアで開かれる3回目の「人類の祭典」だ。これまでも戦争や政治によって影響を受けてきた五輪だが、今回も環境問題や民族問題で揺れる中国で開かれることで、聖火リレーへの妨害などが起きたほか、各国首脳のセレモニー出席も難航した。
 日本経済研究センター・アジア研究部主任研究員の室井秀太郎氏は中国にとっての五輪の意味を「対外的に国の自信をアピールすることだ。無事にオリンピックを終えることは日本人が考える以上に中国にとって意味が大きい。四川大地震、バス爆破事件、チベット暴動など中国は多くの問題を抱えている。国家的イベントを無事に終えることは対外的に国家の安定を示すことができる」と話す。
 新華社は4日に、中国の新疆自治区国境警備隊分署が攻撃され、警官16人が死亡し、12人が負傷したと伝えた。
 華やかな開幕式の周辺では数多くの警備担当者が短い間隔で立ち目を光らせるなど、オリンピック会場内と外の「気温差」は大きい。大会は24日まで17日間開催される予定だ。
 <日本の目標は金2ケタ、メダル総数30以上>
 日本はアテネで国・地域ランキング5位の金メダル16個、総数では史上最多のメダル37個を獲得したが、北京では苦戦を予想する声も多い。トップ選手が高年齢化しているほか、その半面で若い力が伸び悩んでいるためだ。開催国中国も総力を挙げて選手を育成しており躍進は必至。上村春樹日本代表総監督が目標に掲げる「金は2ケタ、メダル総数30以上」達成には「ベテランの経験」と「まだ見ぬ力の発現」が欠かせない。
 日本選手団の中では競泳エースの北島康介、マラソン女王の野口みずき、女子柔道初の3連覇を目指す谷亮子らに連覇の期待が膨らむほか、体操男子団体や今回が公式種目として最後になる野球、ソフトボールなどにもメダル獲得への期待が大きい。
 日本との時差が1時間と短いのは欧米勢に比べ有利。ただ環境面での不安は残る。暑さや大気汚染問題、世界大会とは異なる競技日程など外部環境は必ずしも味方ではない。アテネ大会に続く好成績を残すには、開催国としてメダルの量産を狙う中国などの強敵を破る必要がある。
 (ロイター日本語ニュース 伊賀 大記記者、大林 優香記者)
http://sports.yahoo.co.jp/hl?c=sports&d=20080808&a=20080808-00000569-reu-spo

さすがに開会式を見るほど暇ではなく、また中国に対するなんともいえない感情のため開会式は見ませんでしたが、なんとフィリピンの入場にマニー・パキャオがいたとか。
なぜにパッキャオ?代表選手じゃないじゃないの。しかしフィリピンとはそういうところがいろんな意味でゆるい国なのかもしれません。モハメド・アリ聖火ランナーやるみたいになんらかの意味を持たせたものなんでしょうか。
オリンピック自体は、私なんかは陸上競技しか関心がないので・・・野球すらニュースレベルでしか見ないと思います。
なんかまるでなでしことは対極の風貌をした選手がインタビューで「なでしこらしいサッカーを」みたいなことを言ってたので苦笑しました。
陸上競技スケジュール http://beijing.yahoo.co.jp/event/schedule/AT
陸上競技では、短距離のウサイン・ボルト
かつて「神様が自分の望む肉体を与えてくれるなら、どんなイメージになるか」なんてアホなことを妄想したことがあります。自分ではそれは、カール・ルイスをもう少し太くごっつくしたようなものでした。それで、200Mを19秒5という驚異的な世界記録で走る・・・
そんなものを想像を絶する走りで打ち砕いたのがマイケル・ジョンソン。ありえない筋持久力で(もちろんそれだけじゃないけど)19秒32の世界記録。妄想さえも超えられてしまいました(^_^;)いまだにホントにナチュラルだったのかと失礼な疑問を持ってしまうくらいです(さすがにレース後に「人間じゃねえ!」と思ったのはソウルのときのベン・ジョンソンとこのときだけ)。知名度は意外と低いと思うが、私の中ではここ何十年で最高の短距離選手はマイケル・ジョンソン。関係ないけど好きな選手はマイケル・ジョンソンの前の200世界記録保持者ピエトロ・メンネア
回りくどくなりましたが、そういう自分の理想というか妄想を体現したような選手が現れた、それがウサイン・ボルトです。
さすがに19秒32は諸条件そろわないと難しいと思いますが・・・
あと、このボルトに対して、タイソン・ゲイアサファ・パウエルが100Mでどういう戦いを見せるかというのも楽しみです。
あと、陸上では、
●マラソンラドクリフ。ちょっと下り坂?高橋尚子的なニオイがしてきてるが是非勝って欲しい。
●ハンマーの室伏。今回はオーラが出てる気がします。
●日本でがんばってる長距離ケニア人マラソンサムエル・ワンジルや10000Mマーティン・マサシ。ひそかにワンジルは優勝するのではないかと思ってますが、どうなりますか。
●女子短距離アリソン・フェリックス。しかし、昨年の大阪で「この人は来年どうなってるんだろう?」と期待したほどすごい選手にはなってないようです。