好記録続出!

陸上 男子四百、金丸が五輪標準Aを突破 静岡国際
 陸上の静岡国際は3日、静岡・エコパスタジアムで行われ、男子四百メートルで金丸祐三(法大)が45秒21で快勝。北京五輪の参加標準記録Aを突破した。女子四百メートルは2位の丹野麻美ナチュリル)が、自身の持つ記録を0秒05更新する51秒75の日本新で、標準Bを破った。女子二百メートルでは、4月29日に百メートルの日本タイ記録を出した福島千里(北海道ハイテクAC)が23秒13で圧勝。標準Bや日本記録を上回ったが、追い風参考記録となった。

 男子二百メートルの高平慎士富士通)、同四百メートル障害の成迫健児(ミズノ)、同走り高跳び醍醐直幸富士通)も標準Bをクリア。男子棒高跳び澤野大地(ニシ・スポーツ)は右太ももの不調などのため5メートル50を1回失敗した後に棄権した。

 ◇金丸、2年ぶり自己ベスト

 前半から積極的に加速し、ラストの直線で再びダイナミックに伸びた。金丸にとって2年ぶりの自己ベスト。そして五輪代表入りの可能性が高まる標準記録A(45秒50)を初めて突破した。「とりあえず安心。これで44秒台も狙える」。自信を深める走りだった。

 大阪高3年で世界選手権に出場し、一昨年の法大入学直後に45秒41。その後は記録が伸びず、昨年の世界選手権はスタート直後に肉離れして棄権。そんな苦しい2年間も「いろいろ経験できた意味のある期間」という。

 理論面は四百メートル障害の名選手だった苅部(かるべ)俊二監督、精神面や調整力は大学の先輩の為末大に学んだ。「以前は感覚で走っていたが、今は考えて走るようになった」。今季は練習を順調にこなし、4月20日には特殊種目の三百メートルで日本新。自己新への準備は着実にできていた。

 日本では高野進・現日本陸連強化委員長が91年に44秒78の日本記録を残して以来、誰も44秒台に届いていない。20歳の金丸は「まだ改良の余地がたくさんある。6月の日本選手権で44秒台を狙い、五輪で戦える感触を得たい」と強気だった。【石井朗生】

 ◇五輪参加標準記録 五輪参加資格を得る基準として国際陸連が定めた記録。A、Bの2段階があり、同一種目に1カ国から2〜3人が出場するには全員がA、1人のみ出場にはBの突破が必要。日本陸連は標準記録を突破し日本選手権(6月)で上位の選手から北京五輪代表を選ぶが、レベルの高いAの突破者が選考で優位となる。

 ○…女子四百メートルの丹野が3年ぶりに日本記録を更新。「やっと出せて良かった。体を使いこなせないシーズン序盤に出たのも大きい」と喜んだ。筋力を高めて走りがパワフルに。今後はその筋力を使いこなすスムーズな動きが課題になる。昨年の世界選手権大阪大会では日本女子短距離で初の準決勝進出。福島大を卒業して社会人になった今年は、世界と互角の勝負を期す。そのために「標準A(51秒55)を狙いたい。あと一息」と視線は高い。

 ○…女子二百メートルの福島は「百メートルのつもりで前半からいった」と積極的に攻めて快走。2.7メートルの強い追い風で参考記録となり、4日前の百メートルに続く日本記録は実現しなかった。だが「百メートルで日本タイを出したから、これくらいは出さなきゃと思っていた。良かった」と笑顔を見せた。当面は種目を絞らず、百メートルと二百メートルの両方に取り組む。「どちらでもいいから五輪も狙いたい」と欲をのぞかせた。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080504-00000002-maip-spo

美人スプリンター丹野44年ぶり夢舞台見えた

 国内屈指の美人スプリンターが44年ぶりの夢を追う。陸上の静岡国際は3日、静岡スタジアムで行われ、女子四百メートルに出場した丹野麻美(22=ナチュリル)が、自身の保持していた51秒80の日本記録を更新する51秒75で2位。64年東京五輪の小川清子以来、44年ぶり2人目となる同種目での五輪出場を確実にするために、北京五輪A標準記録(51秒55)突破を目指す。

 端正なマスクをゆがませて、懸命に追い込んだ。優勝したウォラス(米国)にわずか0・02秒及ばなかったものの、丹野が過去の自分を超えた。05年9月にマークした51秒80を更新する51秒75の日本新記録。四百メートル今季国内初戦での力走に、「ずっと記録を出せてなかったので良かった。いいスタートが切れた」とさわやかに笑った。

 肉体改造の成果を少しだけ披露した。バーベルを背負ってのスクワットでは、これまで130キロが限界だったが、昨オフは150キロを押し上げるまでに。その結果「ジーンズがスパッツみたいになった」と苦笑いを浮かべるほどパワーアップに成功。「筋力がついて昔よりも力強く走れる」。確かな手応えをつかんだ一方で「まだしっくりこない。体をうまく使えていない」と課題を挙げた。この日はスターターと呼吸が合わず、スタートで出遅れた。すべてがかみ合えば、さらなる記録更新は確実だ。

 国内敵なしで北京五輪B標準記録(52秒35)を破っているが、A標準記録突破者が優先される派遣枠の関係もあり確実な状況ではない。五輪出場を確定させるために、A標準記録(51秒55)の突破が目標になる。「日本選手権(6月)までにはA標準を出しておきたい」。64年東京五輪の小川清子以来、同種目44年ぶりの夢舞台を目指して、美人スプリンターがさらに加速する。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080504-00000035-spn-spo

金丸復調!そして二番手イメージも無きにしも非ずの高平・成迫ですが、順調なようです。高平はともかく、成迫は為末ともはや同レベルでは?
そして丹野。51秒台を普通に出すというのはすごいです。美人スプリンターとは思うけど、「屈指の」って・・・(笑)北風沙織選手もいるし。あの人は美人というよりかわいい、ですか。
そして先日100M日本記録の福島、ホンモノですね。
オリンピック、楽しみです。メダルはそうは取れないと思うけど(室伏・野口に期待、くらい?)、力を出し切って欲しいです。
男子跳躍はどうなんですかね。大きな舞台、何だかんだ言っていつもダメですけど。