19歳・福島千里、日本タイ11秒36


4月30日9時40分配信 デイリースポーツ
 「織田記念国際陸上」(29日、広島広域公園陸上競技場
 女子短距離界に新星が現れた。女子百メートルで19歳の福島千里(北海道ハイテクAC)が、北京五輪参加標準記録B(B標準=11秒42)を突破する11秒36の日本タイ記録で優勝した。女子百メートル障害は予選でハードルの設置場所が誤っていたため2組によるタイムレースとして実施。走り幅跳び日本記録保持者の池田久美子(27)=スズキ=が13秒36で制した。
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 目に飛び込んできたタイムが信じられない。何度も電光掲示板を見返した。「ビックリしました」。昨年の日本選手権で出した11秒60が自己ベストだった福島が、予選でマークした11秒53をさらに上回り、11秒36の好記録をたたき出したのだ。2001年に二瓶秀子(福島大=当時)が樹立した日本記録にも並んだ。
 スタート直後はあこがれの先輩という同僚の北風沙織に先行された。だが記録が出やすい競技場で、1・7メートルの追い風にも乗り徐々にスピードアップ。中盤に差し掛かるあたりで逆転し、トップでゴールした。中村宏之監督は「それくらいの力はあると思っていた。地面のとらえ方が速く、潜在能力はピカ一」と目を細める。
 好記録の要因は、2年前に完成したインドアスタジアムという屋内練習場で練習できたこと。冬場もみっちりと走り込むことができた。女子四百メートルリレーの日本代表候補・北風という、先輩の存在も大きい。「先輩に追い付きたい」と練習では常に背中を追いかけてきた。
 そして、もう一つ。今年3月末の日本陸連強化合宿のリレー練習で、Bチームに選出されたことだ。Aチームに入れず「悔しかった」。それを力に変え、さらに練習に打ち込んだという。
 北京五輪参加標準B記録(11秒42)を突破し、同A記録(11秒32)も見えてきた。6月の日本選手権の結果次第では北京五輪出場の可能性も出てきたが「これくらいのタイムが常時出るようになってからです」と控えめに笑う。
 五輪出場は大きな夢。しかし、今は着実に力をつけ、もっと大きな選手になってみせる。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080430-00000011-dal-spo

北風選手の同僚なんですね。北風選手もいい選手です。
11秒4台くらいが4人出てくれば、オリンピックの4×100Mリレーも楽しみになります。高橋選手もいますし。
福島、体格的にもなかなかいいカラダですね(変な意味ではない、断じて(^_^;))。高橋と競り合って日本新記録も期待できそうです。
北風ももうちょっとカラダが大きければ・・・こればかりはどうしようもないことですが。
しかし、朝原も好記録。実力もさることながら、追い風などの数字よりもグラウンドコンディションがよかったのかもしれません。