<世界陸上>イシンバエワ、女子棒高跳び連覇


8月28日21時46分配信 毎日新聞
 第11回世界陸上選手権大阪大会第4日は28日、6種目の決勝などが行われた。女子棒高跳びは、エレーナ・イシンバエワ(ロシア)が自身の持つ世界記録更新はならなかったが、ただ一人4メートル80をクリアし、貫禄の2連覇。
 女子走り幅跳びは04年アテネ五輪金メダルのタチアナ・レベデワが7メートル03で制し、ロシア勢が3位までを占めた。
 女子八百メートルは、ジャネット・ジェプコスゲイ(ケニア)が1分56秒04で初制覇した。男子四百メートル障害はケロン・クレメント(米国)、男子三千メートル障害はブリミンキプロプ・キプルトケニア)が、ともに初の金メダルを獲得。男子円盤投げは68メートル94でゲルド・カンテル(エストニア)が制した。
 男子二百メートル2次予選には、末続慎吾(ミズノ)、高平慎士富士通)、神山知也(作新学院大)が出場したが、3人とも準決勝進出を逃した。この種目で、日本勢が準決勝に進めなかったのは、97年のアテネ大会以来5大会ぶり。
 男子400メートル予選では日本選手権3連覇の金丸祐三(法大)がスタート直後に左足を痛め途中棄権。山口有希大阪ガス)は46秒28で6組6着に終わり、予選落ちした。女子ハンマー投げ予選A組では綾真澄(丸善工業)が62メートル68で予選通過はならなかった。
 ▽末続慎吾 いろんなものを詰め込んで走ったつもりだったが、もっと必要なものがあったのかもしれない。たくさんの人が見てくれたが、期待に応えられなかったことが残念。
 ▽高平慎士 (男子200メートルの2次予選で敗退)スタートで、もう少し足を踏み込んでおけば……。どの選手が、どんなレースをするかを知っておかねばならなかった。
 ▽神山友也 (男子200メートルの2次予選で敗退)スタート前、右ふくらはぎに痛違和感があった。世界1、2を争う選手と走れたことは光栄だったし、驚きもあった。

 〇…男子400メートル予選に登場した、地元大阪期待の金丸が思わぬアクシデントに見舞われた。スタートからわずか50メートル足らずで、突然、左太ももの裏に手を当て、そのままコースアウト。「最低でも準決勝に進む」と語っていただけに、無念さからか涙をこぼし、担架で運ばれていった。診断はの結果は肉離れ。関係者を通じて出された「色々な思いがあるが、どん底ではない。これまでと同じ。プラス思考に変わりはない」という気丈なコメントが、逆にショックの大きさを物語るようだった。
 ○…男子200メートルのタイソン・ゲイは、余裕を持って2次予選を通過した。末続と同じ組になったゲイは、無駄のないコーナリングを見せ、直線に入ったところで既にトップに立っていた。後は周囲の様子をうかがいながら、ゆっくりとフィニッシュ。タイムは全体1位の20秒08だった。左の太ももに感じたという軽い違和感について、「体を少し休めれば良くなる。心配ない」と説明したゲイ。少しペースを落として、100メートルとの2冠に挑む。
 ★ディババ女子5000メートル欠場 大会組織委員会は28日、女子5000メートルで3連覇のかかっていたティルネッシュ・ディババエチオピア)が腹痛のため欠場すると発表した。ディババは前回のヘルシンキ大会で、男女を通じて史上初めて5000メートルと1万メートルの長距離2冠を達成。今回も25日の万メートルは圧倒的な強さで2連覇を果たしたが、その後、腹痛を訴え、28日にコーチと相談して欠場を決めた。今大会の女子5000メートルでは、6月に14分16秒63の世界記録を更新したメセレト・デファーエチオピア)との対決が注目されていた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070828-00000100-mai-spo

○末続2次予選落ち…予想はずれ
私は準決勝で7着あたりで敗退の予想でした。
なんかこの人に限らず、日本のトップクラスは、陸上を盛り上げようという気持ちが、その気持ち自体はすばらしいことではあるのだけど、悪い方向に出たように思えてなりません。角度を変えてみれば、それは競技者としては浮ついていたようにも見えるし、調子こいていたように見えなくもありません。為末も同様です。そんな中でもそうは見えなかった室伏もメダル取れませんでしたが、好印象でした。きっと誰が見てもそうだったのではないでしょうか。
○高平2次予選落ち…予想通り
この人は期待したいですけど、ちょっと線が細いですかね?まだまだこれから。伊藤浩司の背中を見て強くなった?末続のようにぜひ。
イシンバエワ優勝…予想通り
ですが、私はこの人負けないかとひそかに思ってしまいました。今回は世界記録は更新なりませんでしたが、わざとらしく1CM刻みで世界記録更新するブブカスタイルがたまらなくいやなので。そのほうがカネになるのはわかりますが、10CM更新できそうなときでもあえて1CMしか・・・なんてのは有り余る才能のせこい出し惜しみで、神様はそういうのをきちんと見てると思います。
○400Hクレメント優勝…予想通り
というか、アメリカの誰かかなくらいしかわかりませんでした。なんとまあ最後の2台のハードリングのブサイクなこと。しかしこれで47秒61とはすごい、すごすぎる!
○金丸予選落ち…予想はずれ
1回くらい通ると思いましたが、怪我。
しかし金丸選手、ちょっと気になるのが・・・・
ガタイのいいスーパージュニアって、大学でのびずにそのまま終わる人がたまにいます。もちろん、今の状態を維持するだけでもすでに日本一だから充分すごいのですが。
このブログでは何度かネタにしましたが、かつて、吉田伸二さんというすごい人がいまして、中学記録も高校記録も作ったけど大学に入ってからはいまひとつでした。あと、そういう例では400ハードルの垣守さんという人もいました。
そうならなきゃいいですが。
その一方で、伊東浩司さんや為末選手のようにさらに伸びていく人もいますが、上記の人のようにジュニア時代でも大人顔負けのカラダ、ではなかったように記憶しています。