上場企業の6割、清算価値が株価総額を上回る

これさぁ、タイトルのつけ方悪いぞ。韓国の話じゃないか。

【ソウル23日聯合】上場企業の6割で、株価が会社を清算した場合に得られる資産価値を下回っていることが分かった。
 韓国上場会社協議会が12月決算法人449社を対象に調査したもので、第1四半期の株価純資産倍率(PBR)は1.41倍となり、前年同期に比べ0.24ポイント上昇した。これは企業の株価が、1株当たり純資産価値の1.41倍になることを意味する。
 昨年の平均より倍率が上昇したのは、株式の時価総額が高い5大グループのPBRが1.73倍と高くなったため。しかし、調査結果では、PBRが1倍未満の上場企業が61.9%に達した。1倍を下回ると、企業を清算した場合の資産価値が、株式総額より高いことを意味する。1倍未満の企業の割合は昨年の72.4%からは減っているが、上場企業の多くが依然として株価が低評価されている。
 時価総額上位企業のPBRを見ると、サムスン電子が2.28倍、KT&Gが2.79倍、LGフィリップスLCDが2.02倍、ハイニックス半導体が1.99倍、SKテレコムが1.95倍など。韓国電力は0.62倍にとどまった。PBRが最も高かったのはIHQの8.25倍で、最低だったのは泰昌企業の0.22倍だった。
(YONHAP NEWS) - 5月23日16時25分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060523-00000028-yonh-int

今の韓国経済が・・・ということにまったく無知なのですが、新聞によるとインド株も暴落したとかなんとか。
私は外国企業の株を買う気もないし買い方もわかりませんが、とにかく、「株価が会社を清算した場合に得られる資産価値を下回っている」ということは、普通ならまあ買って損はないはずです。しかしながら、それでも世界中の?凄腕さんたちは買わない。これはどういうことか?会社の価値とはナンだろう?とあらためて考えてみる・・・
株価が安い=会社が安い、これは異論ないはずです。単純に言うならその安さは現在の資産価値(単純にPBR)VS将来生み出す価値(単純にPER)どちらを優先すべきかというときに、将来生み出す価値(収益)を重視するならばおそらく今の株価はそれでも安くはない、という判断、だから買わない、なのでしょう(これだけの情報では韓国企業のPERがわからないのですが)。
現在の資産価値は、少なくとも将来生み出す価値(収益)よりは形となって現れやすいが、しかし、会社は何をするところかと考えるならば将来生み出していく価値(収益)のほうがおそらく大事、しかしこれは正直誰もわからないものを予想していく作業(会社予想を上回るか下回るかも含め)・・・
バリュー投資家は、そういうことも置いといて、統計的に「低PBR株はリターンが多い」という傾向がある、それに忠実なだけなのかもしれません。
でも個人的にはPERというか収益にこだわりたい・・・でも低PER銘柄でこれというのが見つからないとき、今は割高だけど急成長だから将来割安(いわゆるグロース株)、これは割高?割安?となってきてぐちゃぐちゃになります。
今年になって大損して思う「株はほんとに難しい」。