学生無年金者の請求認めず 大阪地裁合憲と判断

 成人学生の国民年金加入が任意だった時期に未加入のまま障害を負った大阪府などの男女10人が、障害基礎年金を受給できないのは「法の下の平等」を定めた憲法に違反するとして、国に不支給決定の取り消しと1人2000万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、大阪地裁は20日、請求をいずれも棄却した。
 判決理由で西川知一郎裁判長は「1989年の国民年金法改正(施行は91年)まで成人学生を強制加入の対象としなかったことが、政策として合理性を欠き立法府裁量権の範囲を逸脱したとはいえない」として合憲と判断した。
 原告は控訴する方針。(共同通信) - 1月20日12時53分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060120-00000100-kyodo-soci

難しいですね。支給してあげたら、と安易には思いますが・・・しっかりした理屈をつけるというか、考え方をつくっておかないといけないのだと思います。学生無年金者のほかにも、無年金障害者は全国で12万人?いるとのことですので、この人たちにも何らかの影響を与えることになるのでしょう。
無年金障害者とは「学生無年金障害者」…20歳を過ぎた学生で国民年金に任意加入していなかった人のほかに「主婦無年金障害者」…サラリーマンの妻で国民年金に加入していなかった人、「在日外国人無年金障害者」…在日外国人で国籍条項により国民年金に加入できなかった人、「滞納無年金障害者」…経済的理由により国民年金保険料を滞納していた人。あと、その他にも障害状態が軽いと評価されたために無年金になっていることもあるようです。(無年金障害者の会HP http://www7.plala.or.jp/munenkin/munenkin-f.html より)
制度の不備によるものもあるでしょうし、どうせしばらくしたら入らざるを得ない、それまでのあいだなんだからいいや、というのも率直に言ってあったのではないかと思います。知らなかった?というのもあるかもしれません。その一方でちゃんと加入して払った人がバカを見るようではきっといけないでしょう。
こういうことの解決方法として、たとえば別の手段で救ってあげるような手立てはないのでしょうか、生活保護とか。これ以上怖くて書けませんね、無知なんで。
しかし「2000万円の損害賠償」これはなんだろう・・・。