トヨタ社長、豊田章男副社長が昇格へ 14年ぶり創業家に大政奉還

2009.1.9 12:40
このニュースのトピックス:自動車産業
トヨタ自動車の新社長に就任する豊田章男氏 トヨタ自動車が6月に創業家豊田章男副社長(52)を社長に昇格させる人事を固めたことが9日、わかった。渡辺捷昭(かつあき)社長(66)は副会長に就任し、張富士夫会長(71)は留任する。トヨタでは現相談役の奥田碩氏(75)以来、3代続けて創業家出身者以外が社長を務めてきた。トヨタは今期の連結決算予想で初の営業赤字に転落する見通しとなっており、「グループの旗」(奥田氏)である豊田家に“大政奉還”し、全社一丸で早期の業績改善を目指す。週明けにも最高幹部が会合を開いて、内定する。
 豊田家出身者が社長に就任するのは、平成7年夏に退任した豊田達郎氏(79)以来14年ぶり。章男氏は豊田章一郎名誉会長(83)の長男で、トヨタ自動車工業(トヨタの前身)の実質創業者である故豊田喜一郎氏の孫にあたる。入社後はスピード出世を繰り返し、早くから社長候補との呼び声が高く、17年に副社長就任以来、商品企画や調達などを担当。昨年からは国内営業と海外営業を一手に担い、社長就任への「総仕上げ」とみられていた。
 渡辺社長は6月で就任丸4年。いすゞ自動車富士重工業との業務・資本提携をまとめたほか、海外を中心とした拡大路線を牽引した。今後は財界活動などに軸足を移すとみられる。
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 豊田 章男氏(とよだ・あきお) 慶応大法卒、昭和59年トヨタ自動車入社。常務、専務を経て17年から副社長。52歳。名古屋市出身。
http://sankei.jp.msn.com/economy/business/090109/biz0901091240006-n1.htm

創業家の人が社長になるっていうのはプラスイメージなのかマイナスイメージなのかわかりませんが、有力社長候補が何人かいて派閥ができていがみ合って、敗れた派閥の人たちが左遷されて社内はぎすぎすして適材適所がかなわず・・・なんていうよりもいいかもしれませんよね。ドラマの見すぎか(笑)
・・・ということはともかく、トヨタはここでひとつ日本一の会社の矜持を見せたらいかがでしょうか。
何が言いたいかというと、派遣ギリを撤回して、でも工場止めるのでほんとにやることがなければ、その人たちでまったく別事業とかなにか社会貢献とか。
これを読むと、会社はそのぐらいやっても余裕じゃないですか。
http://ryumurakami.jmm.co.jp/dynamic/economy/article529_4.html
もっとも、これがどこまで正しいか私は知りませんし、この金融危機にしても、日本はまだマシ、と見る一方で、野口悠紀雄さんあたりはかなり悲観的な見方をしているようですから、用心に越したことはないのかもしれません。
でも・・・そこは時価総額日本一のトヨタじゃないですか。ここで一発太っ腹なことをすれば景気の「気」に好影響となります。
そしてさすが日本一の会社はやることが違うとますます世間から尊敬されます、きっと。それは回りまわって「やっぱり車買うならトヨタだな」になるんじゃないでしょうか。