小堀0−3完敗で引退示唆/ボクシング


1月4日9時59分配信 日刊スポーツ
<プロボクシング:WBA世界ライト級タイトルマッチ12回戦>◇3日◇パシフィコ横浜
 WBA世界ライト級王者の小堀佑介(27=角海老宝石)はパウルス・モーゼス(28=ナミビア)に判定負けし、初防衛に失敗した。
 小堀は最後まで挑戦者を捕まえきれず。破壊力あるパンチの見せ場もつくれなかった。「10発もらっても1発当てようと思ったが不発。手応え? ほとんどなかった」。ジャッジ2人は2ポイント差だったが、完敗を認めた。
 2回にボディーの連打から右フックを当て、ガッツポーズをつくった。何度かぐらつかせたが、中盤からは足を使われた。リーチは12センチ差。世界初挑戦も10センチ差あったが、スピードが違った。右のリードを終始浴び続け、ロープやコーナーに詰めても逃げ切られた。
 小堀には想定内で対策も作戦もあったが「いけると思ったが遠かった。踏み込み、スピードも相手が上で、つかまえきれなかった」。田中トレーナーも「研究され、相手が1枚上だった」と脱帽した。
 ドン・キング・プロモーターに興行権を4試合握られ、今回もファイトマネーはない。それでも母に大反対されながらもプロになり、層の厚いスターがそろう栄光の階級で世界王者になった。「今後? ちょっと考えるつもり」とグローブをつるす可能性を口にした。萩森マネジャーも「後悔はない」と、小堀と目を合わせてうなずいた。【河合香】
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090104-00000013-nks-fight

パシフィコ横浜に行きました。
小堀は相変わらずの人気。ボクシングファンには人気NO1では?
結果は残念。しかし、小堀らしいすばらしい試合をしました。“未だ無敗の”相手が強すぎでした。モーゼスというと私は陸上400Mハードルのエドウィン・モーゼスを思い出し、ナミビアというと私は陸上200Mのフランク・フレデリクスを思い出しますが、そういう傑出した2名に負けないすばらしさ(実は関連なし(笑))でした。彼なら世界のライト級を統一する可能性すらあるのではないかと思いました。年齢的に微妙かもしれませんが、戦績からすればまだいけそうに感じます。
小堀の試合はほんとにハズレがない。どうかどうか、これからも続けて欲しいですが、モチベーションをどう持続するか・・・階級下げるなんてのはダメでしょうか?
西岡はすばらしい勝利。あの変な選手を相手にいい試合を作り上げた彼は立派です。沸きに沸いた小堀戦のあと、闘牛の牛みたいな相手に会場はガッカリ感で静まりました。西岡も終始圧倒しながらも最後の詰めが難しそうで野次が飛びます。
途中の笑える野次
中年野次「にしおか〜もっと手ぇ出せ〜」「早く倒せ〜」
老人野次「にしおか〜逃げるな〜」
中年野次「・・・それは言いすぎだ〜」
最後はこの人たちも含め全員拍手です。
いい興行でした。翁長・佐藤という期待の2選手も出ましたが、翁長も変な選手が相手で気の毒でした。