朝日放送


2008年12月27日10時00分 / 提供:ゲンダイネット
●東京キー局と比べて制作費を大幅に抑えることができる
 テレビ局は年収が高いとわかってはいるが、これほどまでとは……。大阪のテレビ局・朝日放送のことだ。
 先ごろ、転職サイト「転職のモノサシ」が上場企業の平均年収ランキングを発表し、朝日放送が1556万7000円で全業種のトップにランクインした。
 朝日放送は西日本最大手の民放で、「探偵ナイトスクープ」「パネルクイズ アタック25」「M―1グランプリ」など数々のヒット番組を手掛けている。
 ここ3年間は全日、プライム、プライム2の各視聴率が好調をキープ。放送事業の他にも住宅展示事業やゴルフ事業も展開している。
 しかし、08年3月期の連結決算の経常利益は前期より3億6200万円減の36億6600万円だったものの、今期の中間決算は赤字になった。
 それなのに、在京キー局であるTBS(平均1549万9000円)、フジテレビ(1534万3000円)、日本テレビ(1405万円)、テレビ朝日(1322万円)よりも、テレ朝系列の在阪キー局の朝日放送が上回っているのだからビックリだ。
 いったい、どうしてなのか。
「そもそも、在阪キー局は在京キー局並みに給料が高い。上場しているのが朝日放送だけだから数字が目立っていますが、関西テレビ毎日放送読売テレビも高給です。大阪は自前で番組を作らずに、在京キー局が制作した番組を流すケースが多いから制作費を抑えられる。広告量も在京キー局と遜色(そんしょく)ないし、タレントのギャラも東京に比べれば安いですからね。その分を社員の給料に回せるのです。また、大阪のテレビ局は労使関係がうまくいっているから、福利厚生も手厚い。ただし、給料がいいのは正社員だけで、局で働いている契約社員やADは薄給です」(マスコミ関係者)
 報道番組などで「派遣切り」だ「格差社会」だと大騒ぎしているのがウソっぽい気がしてくる。
日刊ゲンダイ2008年12月24日掲載)
http://news.livedoor.com/article/detail/3956592/

噂で聞くには某放送局は相当やばいだとか某局の駐車場が節電でどんどん暗くなっていくとか某局のトイレでお湯が出なくなったとか某局では弁当が出なくなったとか、まったく景気のいい話を聞かず、それも普通に考えれば広告収入が主なんでしょうから当たり前かと思いますが、マスコミ関係はいまだに給与水準が高いようです。
「優秀な人が集まる」「余人をもって替え難い仕事が多い」「実際仕事自体は重労働」
→「給与水準が高い」「ステイタスが高い」「簡単な仕事は契約社員か外注」
→「優秀な人が集まる」「外注先はきつい」
こんな循環でしょうか。
それにしても、会社によっては赤字出してまでこの給与水準というのはどうなんだろうと思いますが、
まさに「従業員主権」の会社なんだろうと思います。
http://www.rieti.go.jp/jp/publications/rd/002.html
さすがに株主はもっとモノ言えばいいのにと思います。
ですが非上場の会社も多いです。そういうときに、報道の中立性が云々とか、そういう話が出るんですよね。確かにそういう面はあるかと思います。
そして、たしかに余人をもって替え難いという部分もあります。当たり前ですがアナウンサー。特に女子アナ。タレントみたいなものですから、今どのくらいもらっているのかわかりませんが、高給取る権利はあります。
でも、裏方なんてもらいすぎだと思うんですけどね。それで少なすぎると感じたら転職なり独立すればいいじゃないですか。たとえばこういうところの経理担当者って、やってる仕事は経理だけどたまたまこの会社にいるという理由でやっぱり千何百万とかもらってるんでしょうか。会社選びは大事です(笑)
おそらくその歪み、というかしわ寄せは契約社員や外注先に来ているはずです。憧れでテレビ局に来ている人を上手に利用しているということだと思います。でも、そういう人が多数いるならば、世の中の仕組みで言えば安いものを上手に利用しない手はないわけで、これは「従業員主権」だろうが「株主主権」だろうが同じことかと思います。でも、赤字出しても正社員には高給を、というのは従業員主権そのものです。なんか変です。
朝日放送中間決算
http://www.asahi.co.jp/info/ir/pdf/20081224.pdf