スーツで神妙謝罪たむけんの落とし穴…名古屋店食中毒


7月29日17時0分配信 夕刊フジ
 自らが経営する「炭火焼き肉たむら」名古屋店(名古屋市中区)で食中毒騒動があったお笑いタレント、たむらけんじ(35)が28日夜、所属する吉本興業本社(大阪市)で謝罪会見を行った。2006年12月から1年半で4店舗開業と業績を急拡大させてきたらつ腕実業家にとって“本業”での痛い失点になった。
 会見に臨んだたむらは裸に獅子舞ではなく、グレーのスーツ姿で、いつもにない神妙な顔つき。
 「来ていただいた方の期待を裏切り、苦しい思いをさせてしまい本当に申し訳ありません。今後は一層、衛生面に注意を払っていきます」などと、25分間にわたって立ったまま謝罪と経緯説明を行った。
 たむらや管轄する名古屋市中保健所の発表によると、食中毒になったのは同市内に住む18歳から21歳の男性4人。14日に来店し、16日以降に腹痛や下痢、嘔吐を発症し、うち1人は入院したという。男性客3人の体内から、生レバーやユッケが原因とみられる「カンピロバクター菌」が検出された。14日は計204人の来客があったが、現時点で他に訴えはないという。
 「店に顔を出すたび、洗浄などは徹底してやるよう、口を酸っぱくして言ってきた。ただ、昨年の夏場にもこんなことはなかったのでボク自身、生肉を扱うことに対する甘さがあったと言われても仕方がない」
 名古屋店が開業したのは6月6日。以後、4−5回は店を訪れチェックしたほか、店長とは毎日、電話連絡するほど経営にのめりこんでいただけに、食中毒の疑いありとの連絡を受けた際は「それはないだろう」と絶句したという。
 たむらは06年12月、大阪市城東区で妻の実家が経営していた焼肉店を模様替えして蒲生本店をオープン。NSCの同期であるケンドーコバヤシらがテレビ番組で「炭火焼き肉たむらのビールは、実は発泡酒」「肉はよく焼いてから食べるように」など、営業妨害とも取れるネタを連発したことが逆に宣伝となり、一時は2−3時間待ちとなる人気店に。翌年11月には中央区南船場店もオープン。あわせて年商6億円ともいわれる稼ぎぶりに、タレント仲間からは「焼き肉店オーナー兼芸人」や「実業家の顔になってきた」などと冷やかされていた。
 この勢いに乗って、VIPルーム付きの名古屋店をオープン。「ええヘレ」「ええカルビ」「ええロース」(各2000円)など限定メニューが人気になっていた。今月10日には神戸市内に須磨海の家店もオープンさせ、「8月末までに5000万円を売り上げる」と意気込んでいた。その矢先の失態に、たむらは「調子のいいときこそ、謙虚にいかなくてはと話していたのに…」とシュン。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080729-00000003-ykf-ent

素朴な疑問があります。
たむけんのコメントなり態度なりは立派だったようで、このニュースのコメントの中にも、「どこかの料亭の○○なんかと違い」みたいに書かれていたりします。わりと好意的です。
賞味期限切れの食品を売ったりすると相当叩かれる。そんな事件がたくさんありました。しかし、よく見ているとこれによる食中毒などと言った話はあまり聞きません。ただし、あえて賞味期限を張り替えたりするのは、悪意しか考えられません。
では今回の話はというと、おそらく悪意はなかったのでしょう。でも、これによって食中毒という重大な被害が出ています。
悪意のあるなし、あるいは謝り方だけでこのような叩き方の違いが出るのがどうも腑に落ちないというか・・・。
見方を変えれば、賞味期限切れを売るというのは、その長い経験から、その程度ならば被害は出ないという判断ではないか。もちろんそれでも悪は悪であり、ひどい驕りであり、それなりの制裁はあっていいです。
その一方、悪意はなくても食中毒が発生、というのは、状況はよくわからないが、おそらくちょっとしたミスや不注意、あるいはそれが重なったものなんでしょう。しかし、こういったことが重大な被害を引き起こすことが予測できなかった、この商売における経験のなさあるいはセンスのなさ。これはこれで商売を舐めており、私はむしろこっちのほうがよほど責められていいようにも思います。
そんなこと言うなら、被害さえ出なきゃいいのか、となります。
そうかもしれない、と思ったりするのです。ただし、被害が出たら、ハンパじゃない打撃を受けるべきだと思います。そこにどれだけの悪意があるかというのはそれほど重大ではないのではないか。もちろん関係ないとは思いません。ですがプラスアルファ程度ではないでしょうか。
 
ところで・・・「ちゃ〜」って何がオモロイの?BYメッセンジャー黒田 (笑)