トヨタ、QC活動を業務認定 「カイゼン」は残業に


5月22日10時54分配信 産経新聞
 トヨタ自動車は22日、生産現場の従業員がグループで生産性の向上に取り組む「QC(品質管理)サークル」活動について、月2時間までとする残業代の上限を5月いっぱいで撤廃することを明らかにした。QC活動はトヨタの代名詞である「カイゼン」活動の柱。これまでは従業員の自主的活動と位置づけられてきたが、今後は大部分を業務として認める。他の製造業にもこうした動きが広がる可能性もある。
 今回、業務に認定されるQC活動には、トヨタの国内の生産現場の全従業員(約4万人)の大半が参加。現場のアイデアを生かして収益向上に結びつける取り組みはトヨタの強さの源泉とされ、自動車産業のほか、電機や機械など他の製造業でも同様の取り組みが行われている。
 現在、トヨタはQC支援のため、月2時間まで残業代を支給しているが、それ以上は残業とは認めていない。一部社員からは「半ば強制された活動で業務として認めるべきだ」との声も上がるなど、業務か自主活動かの線引きが難しかった。
 さらに、昨年11月には名古屋地裁が堤工場(愛知県豊田市)の元従業員男性=当時(30)=の急死を過労死と認定。QC活動の時間も「使用者の支配下での業務」との判断を示していた。
 トヨタは今回、QC活動を業務と認めて残業代を支給するが、今後は活動自体を簡素化。月2時間程度に収めるよう現場に求めていく考えだ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080522-00000913-san-bus_all

私はQCサークルというのは経験ありませんが、類似の
「業務時間外を中心に行うボトムアップによる業務改善活動(定義はこれでいいかしら?)」の経験はちょいとだけあります。
でも、これって時間外手当はつかないものの、報奨金みたいなのは出す場合が多いんじゃないですか(もちろん額は時間外手当には遠く及ばないと思はれます)?
これに時間外手当出すんなら、経費が大きく上がる→相対的に見合う効果が大きく落ちるわけだから、こんなのやらないか規模縮小が当然でしょう。
ですが、労働者の立場からいえば時間外手当が当然だけど、こういう少しユルい形で上から強制されず自由な発想(ほんまかいな)でやるのも悪くない面もあるんですよね。
ちなみに私は、こういう活動の一環として、会社の先輩からマルチプラン(いまでいうところのエクセル)を教えてもらったんです。
当時は自分でPCもってる人なんてよほどのマニアがNECのを持ってるくらいで、会社にあるIBMの5550なんてのを使って教えてもらいました。当時はコンピュータって実際のところ何する機械なんだ?などと思っていたので、なんて便利なものがあるんだと思ったものです。でも、現在のエクセルとは申し上げるまでもなく天と地ほどの機能の差があります。当時はグラフなどを書くのは別ソフト、マルチツールチャートをいうのを使いました。いまのアクセスにあたるのは漢字データボックスとかいったと思います。どちらも使い勝手は悪かったです。で、どちらもほとんどできないままでした。
そのあと、通信教育でBASICをはじめましたが、かったるくてすぐ挫折しました(笑)
これは昭和61年くらいの話です(^_^;)