びわ湖毎日マラソン、シャミ優勝…大崎猛追 北京見えた


耐えてラスト2キロ加速
3位でゴールする大崎悟史(右は2位のアスメロン)=大久保忠司撮影 陸上・びわ湖毎日マラソン(2日・大津皇子陸上競技場発着)――安定感のある走りを見せた大崎悟史(NTT西日本)が2時間8分36秒をマークし、日本人トップの3位でゴール。北京五輪代表切符をほぼ手中にした。一般参加の大西雄三(日清食品)が自己記録を約4分短縮する2時間8分54秒で4位と健闘。ケニア出身で2006年ドーハ・アジア大会を制したムバラク・シャミ(カタール)が、ヤレド・アスメロン(エリトリア)を抑え、2時間8分23秒で初優勝した。(スタート時=晴れ、気温10・2度、湿度58%、東北東の風1・7メートル)
 レースは、5キロごとのスプリットタイムが15分前後の好ペースで進み、30キロ付近でシャミとアスメロンが集団から抜け出した。36キロを過ぎてから地力で上回るシャミがアスメロンを振り切り、そのままゴール。リオス(スペイン)と3位争いをしていた大崎は、40キロからペースを上げる粘りを見せて、2位アスメロンに2秒差まで迫った。後半追い上げた大西が4位、初マラソン清水智也(佐川急便)も5位と健闘した。
 涙がほおを伝った。ゴール直後、五輪への思いを問われた時のことだ。満足なレースができても泣くのはよそうと思っていたのに、あふれて止まらない。大崎が夢に手をかけた。
 我慢のレースだった。前半から1キロ3分のハイペース。20キロで足が重くなり、「離れたら何もかもパーになる」と懸命に先頭集団で耐えた。30キロ手前で日本選手のトップに立ったが、佐藤、大西ら北京切符争いのライバルが数メートル後ろを追った。我慢比べと腹を据え、前へ、前へと腕を大きく振った。
 口にはしなかったが、先月の東京で2位に入り、代表候補となった藤原新JR東日本)の「2時間8分40秒」を破りたいという思いがあった。あと一歩でアテネ代表を逃した悔しさを胸に、けがや失敗を糧にしてきた4年間。「今度は文句なしで選ばれたい」。最後の2・195キロを出場選手最速の6分43秒で駆け、藤原の記録を4秒上回った。
 昨夏の大阪世界陸上銀メダルのシャミとの差も13秒まで詰めたが、満足はしていない。「どんどん自分が貪欲(どんよく)になっている気がする。ここで満足せず、もっと大きな舞台で、もっと上を目指したい」。心底、己を満足させてくれるもの。それは大崎自身が一番よく分かっている。(佐藤謙治)
http://osaka.yomiuri.co.jp/sp_others/20080303ks04.htm

見逃しました(^_^;)
佐藤、尾方、大崎。いいですね。実績もありますし。松宮なんか出させてあげたい気もちょっとしますけど・・・
しかし佐藤はともかく、尾方、大崎の学生時代はどちらかというと地味な印象があります、というかよく知りませんでした。これは惜しくも漏れると思われる藤原という人もそうですが。箱根のスターはどうしたんでしょうか。
それはともかく、この3名、失礼ですが、オリンピックでメダルとなると過大な期待です。