(ボクシング)亀田“投げ技”で減点、最後は自暴自棄


10月11日21時26分配信 産経新聞
 内藤が日本王者だった2年前から、内藤と亀田3兄弟の長兄、興毅や大毅との間で、対戦をめぐって挑発や舌戦が繰り広げられてきた“因縁の対決”。序盤、亀田はガードを固めて低い姿勢で前へ出る。対する内藤は距離をとって手数を出す展開。パンチらしいパンチを出せなかった亀田は2回終了間際、両手を広げ、舌を出して内藤を挑発した。
 オープンスコアリングシステムにより、4回終了後に採点の途中経過が発表。内藤3−0リードに客席から歓声が上がった。
 5、6回も内藤が距離をとって手数を稼ぎ有利に試合を進める。
 3回に切れた内藤の右目尻からの出血が、7回に一時的に多くなり、ドクターがチェックしたが、試合は続行された。
 8回終了後、2度目の途中経過発表で、判定なら内藤の勝利が明確に。直後の9回、亀田はクリンチ中に内藤を投げ倒す。内藤もレフェリーがブレークした際、亀田の後頭部を殴り減点1と取られるなどエキサイトした展開になった。
 その後も内藤が自分の距離から手数を稼ぐ一方、亀田は有効打を当てられない、ほぼ一方的な展開。最終12回に亀田は、クリンチの際に内藤を投げ倒し、減点。直後に、今度は意図的に投げようとし、減点合計3とされるなど、自暴自棄になった。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071011-00000937-san-spo

せっかくだから亀田もがんばれ、ととりあえず書いてしまった自分が恥ずかしいです。
ひどい試合でした。テレビでは明らかに亀田贔屓の困った物言いをしていますが、亀田のおかげでああいう試合になったのは明らかです。
先日、相澤がムニョスに手も足も出なかったとき、離れて動き回るしかなかったわけですが、亀田はなすすべがないとなったら頭突き、タックル、投げなど反則に頼ってきました。
やはり、世界タイトルマッチというのは段階を経ないと挑戦資格はないんだなと改めて感じました。
だって、ボクシングに誇りを持っていたらあんな試合はできないでしょう。
たぶん実力差がありすぎてどうにもならなかった。それはわかる。そうなったときに、それでも奇跡を信じて誇りを持って戦い、潔くパンチを食らう・・・そんなことは、彼のこれまでの積み重ねでは無理だったんだろうと思います。段階を経て挑戦したならば、それまでに倒してきた相手の分も背負って戦うから、あんなことは出来ない。チャンピオンにも、これまで倒してきた相手にも失礼だ。
ところで・・・内藤選手は、ちょっと休まないと。素人目に見ても調子悪そう(狂わされたのかもしれないけど)でした。12月にポンサクレックとか噂を聞くけど、しっかり休んで準備して、ベストの状態で、それでも不利だと思ってしまう相手なのに。
ああ、しかしそれにしても・・・でも、私は内藤ファンとして、彼のプレッシャー、そしてこれまで散々舐められてきたことによるいろいろな思い、そんな中でのがんばりは称えたいと思います。チケット5万?惜しくない!今度はいい相手と極上のボクシングを見せてくれ!