惨敗日本、北京で奮起を=団長ら総括会見、けいれん続出「悪夢のよう」−世界陸上


9月2日22時2分配信 時事通信
 世界陸上選手権の日本選手団を率いた沢木啓祐団長(日本陸連専務理事)と高野進監督(同強化委員長)は2日、長居陸上競技場内で記者会見し、大会を総括した。
 日本は過去最多81選手を全種目に送り込んだが、メダルは女子マラソン土佐礼子三井住友海上)が獲得した銅1個。自国開催でメダルなしの危機から辛うじて逃れた結果に、沢木団長は「中核になると思った選手がもろかったのは事実だが、男女のマラソンでは伝統が生きた。残る時間はわずかだが、北京五輪では頑張ってもらいたい」と選手に奮起を促した。
 大会中、けいれんを起こす選手が続出した失態に、高野監督は「悪夢のような日が続いたのは予想外の結果。多くの反省を課題として考えていきたい」と対策を講じていく考えを明らかにした。
 開幕前に男子400メートル障害の為末大(APF)を中心に複数の有力選手が盛り上げを図って活動してきた。これ対し、高野監督は「(活動の一環で)メダルに挑戦する意思を表明したが、自分のパフォーマンス(実力)以上の期待がどんどん膨らみ、少し背伸びをした状態できた。それが心理的重圧になったのかもしれない。規制はしないが、言いたいことを言い、やりたいことをやるのではなく、よく選手と話し合いながら考えていく必要がある」と苦言とも取れる反応を示した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070902-00000107-jij-spo

惨敗ですかね?私、そうとも思いません。もっと活躍すると思って見ていた人も多かったかもしれませんが、まあ、あんなもんですよ。
力を出し切れば(自己記録付近が出れば)メダルとかそれが無理でも入賞とか、という選手がそもそもそんなにいないのです。そしてまた、自己記録を更新すれば・・・という前提での予想は無茶です。
記念受験」の選手が多かった気もします。記念受験が多いほど「惨敗率」は上がります。でも、まあ地元開催と言うこともありますし、ぎりぎりだろうとなんだろうと出場資格があって予算があるなら出ればよいのではないでしょうか。
高野さんのおっしゃることは非常によくわかります。しかし、本音は私が29日のエントリで書いたような意味合いもあるかと思います。要するに「苦言」でしょ。ヘンに目立つんじゃなくて、実際の勝負で目立て、という。