陸上日本選手権 池田が3年連続4回目V…女子走り幅跳び


7月2日9時56分配信 毎日新聞
 8月に開幕する世界陸上選手権大阪大会の代表選考会を兼ねた第91回日本選手権最終日は1日、大阪市長居陸上競技場で男女13種目の決勝があった。女子走り幅跳びは、日本記録保持者の池田久美子(スズキ)が6メートル59と平凡な記録ながら3年連続4回目の優勝を果たし、世界選手権の代表に内定。ほかにも、男子走り高跳びを2メートル21で制した醍醐直幸富士通)、女子5000メートルを制し、1万メートルと合わせて4年連続2冠を達成した福士加代子(ワコール)、男子3000メートル障害の岩水嘉孝トヨタ自動車)、男子400メートルで3連覇の金丸祐三(法大)が代表を決めた。
 男子100メートルは塚原直貴東海大)が10秒34で2連覇。世界選手権参加標準記録A(10秒21)を切っている朝原宣治大阪ガス)は2位だった。女子200メートルは信岡沙希重(ミズノ)がゴール手前で、400メートルとの2冠を狙った丹野麻美(福島大)を逆転して4連覇を達成。女子円盤投げは室伏由佳(ミズノ)が53メートル81で6年連続8回目の優勝を果たした。
 代表選手は2日に発表される。
 ▽塚原直貴 今季前半はこの日のためにやってきたのでうれしい。一番注意していた朝原さんにも勝てた。ステップアップにつなげたい。最後の5メートルくらいで(朝原が)下がった気がした。
 ◇タイムも順位も不本意…朝原、首をかしげる
 男子100メートルでただ1人、参加標準記録Aを突破しており、代表入りは確実だ。それでも朝原は、レース後に首をかしげた。
 決勝のレース。スタートは飛び出したが、中盤から後半にかけてスピードが伸びない。「力が残ってなかった。ああなったら、(それまでのスピードを)持続するしかない」と朝原。結局、最後に塚原にかわされて10秒39で2位。タイムも順位も不本意だった。
 35歳。選手として残された時間は少ないだけに、世界選手権がある今季は冬場に基礎体力に重点をおいて体作りに徹するなど、土台から作り直してきた。だからこそ、「日本選手権は優勝したいという気持ちが強かった」と朝原。だが、その思いが予選、準決勝で守りの姿勢を生み、「逆に(体力を)消耗した。決勝は爆発させようと思ったんだけど……」。言葉に歯がゆさがにじむ。

 今後は欧州を転戦して調整する予定だが、「(試合の)展開を考えないといけない」。日本の短距離界をけん引してきたベテランが悩んでいる。【平本泰章】
 ◇大会3連覇も笑顔なし…池田に大きな壁
 大会3連覇を果たし、世界選手権の代表入りを決めた池田に、笑顔は無かった。それどころか、試合後の会見では、涙を浮かべて「ちょっとすいません」と声を詰まらせる場面も。自己の持つ日本記録である6メートル86に遠く及ばない6メートル59での優勝。池田が今、大きな壁の前でもがいていることを、この数字が物語っている。
 記録が伸びなかった理由は、はっきりしている。「走力に技術が追いついていないんです」と池田。冬場の練習で助走スピードが上がったことが原因で、踏み切りのタイミングがずれている。無理に踏み切りを合わせようとすると、助走スピードが死んでしまう。目標に掲げる7メートルジャンプを実現するには、この悪い流れを断ち切るしかない。
 日本選手権後は、欧州で百メートル障害を含む4試合を戦う予定。ただし、二人三脚で技術を磨いていた川本和久コーチが合流できるのは8月になる見込みだ。川本コーチは「それは仕方ない。ヨーロッパで選手と跳び合うことが大事なんです。修行というより戦いというつもりで行ってほしい」
 会見で池田の目から涙があふれてきたのは、「コーチがいないので、覚悟を持って、自分で課題を克服しないと。メダルを取るために……」という言葉を口にした直後だった。世界選手権開幕まで約2カ月。池田は、すさまじい重圧と正面から向き合うことになる。【栗林創造】
 ○…男子走り高跳びで2メートル27を失敗し、2メートル21と平凡な記録に終わった醍醐は「最低限のことは果たせた」。5月の東日本実業団で左かかとを痛め、普段に比べて短い助走しかできなかった。最初の試技になった2メートル10は一度失敗する不安定な跳躍だったが、優勝を決める2メートル21はきちんと1回で跳んだ。醍醐は「いつも力が入るところに今日は入らず、体が重かった。世界選手権へ向けてトレーニングでバネをためます」と反省しきりだった。
 ○…男子400メートルは金丸が45秒64で3連覇。序盤から積極的にスピードを上げてリードを得ると、「抜かせる人はいないだろうと思った」。そのままゴールまで駆け抜け、雄たけびを挙げた。すでに参加標準記録Aを突破しており、この優勝で世界選手権出場が内定。「夢にまで見た。ほっとしている」と金丸。夢の舞台に向けて、「自分らしく、自分の壁にぶつかって、決勝に残りたい」と意気込んでいた。
 ○…女子5000メートルで、福士がスタート直後に転倒しながらも4年連続で1万メートルとの長距離2冠を達成した。「位置取りに気負いすぎた」と足が絡まって転倒。最後尾からの追走になった。しかし、「ほかの選手をゆっくり見られて面白かった」と笑みをこぼしながら走る余裕のレース運び。残り2000メートル付近で飛び出した渋井についていき、最後は難なく交わした。左ひざに血をにじませた福士は「日本だから追いつけたけど、海外ではこんなレースはできない。これから全部を磨きます」。今月下旬、エチオピアに渡る。
 ○…大阪市長居陸上競技場で1日、トップアスリートによる陸上教室「キッズ・アスレチック・プログラム」が開かれ、五輪で通算9個の金メダルを獲得したカール・ルイス氏が特別ゲストとして参加した。ルイス氏はこの日が46歳の誕生日。参加した約400人の親子とミニハードルリレーやフラフープ投げなどで触れ合い、「これからもベストを尽くして頑張ってください」とメッセージを送った。91年の世界選手権東京大会男子百メートルでは当時の世界記録となる9秒86をマーク。「日本は大好き。また帰ってこれてうれしい」と笑顔で語った。
最終更新:7月2日9時56分
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070702-00000013-maip-spo

ハンマー室伏、うまくいって世界選手権優勝、悪くてもメダルいけるのでは?
短距離の200M末続はやはりダントツのチカラです。うまくいって世界選手権決勝進出=入賞。それでもメダルはきつい。
200M高平もう一息頑張れ!うまくいって世界選手権準決勝。
100M塚原、後半は凄いです。うまくいって世界選手権準決勝進出。
女子走り幅跳び池田は泣くぐらいのできの悪さでも6M59なのだからたいしたもんです。でも泣くな。世界選手権決勝には行くでしょう。うまくいけば入賞。
400MH為末は成迫と比べてここ一番の強さが。でも力の差はそんなにない。どちらもうまくいけば世界選手権決勝進出=入賞。でも微妙なところでこの差は出てしまうかも。メダルはきつい。
女子長距離福士は日本では最強だけど、世界はきつい。世界選手権決勝には行くでしょうけど、入賞は無理か。
男子400Mはちょっとがっかり。これではひそかに期待していたマイルリレーはダメですね。昨年と比べて進歩がないです。
男子走り高跳びは無理でしょう。
棒高跳び澤野、こういうとき(競らないという意味で悪条件)にもうちょっと跳べるようだといいのですが。世界選手権決勝は行くとして、うまくいって入賞。メダルはきつい。
女子100高橋、後半のスケール凄い。前半ダメすぎ。まだ若いから。北風は・・・かわいい(笑)
女子400丹野いい選手だと思います。もっとスピードがついて200が普通に勝てるようだといいですが。

なんかエラソーに言いたい放題だ(^_^;)