8月の完全失業率、横ばい4・1%…若年層なお高水準

 総務省が29日に発表した労働力調査結果(速報)によると、8月の完全失業率(季節調整値)は4・1%で、前月と同率だった。
 年齢別でみると、15〜24歳は前年同月比で0・6ポイント改善したものの7・9%。45〜54歳は3・0%、65歳以上は2・2%などで、依然として若年層の失業率は高い水準にある。
 就業者数は6427万人。前年同月比22万人増となり、16か月連続のプラス。完全失業者数は272万人と同比12万人減で、9か月連続の減少だった。同省は「若年層に厳しさが残るが、全体の雇用情勢は改善傾向が続いている」と分析している。
 一方、厚生労働省が同日発表した8月の有効求人倍率(季節調整値)は1・08倍で前月を0・01ポイント下回った。
(読売新聞) - 9月29日10時26分更新
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