桜庭緊急入院…10・9秋山戦ピンチ

 HERO’Sなどで活躍している格闘家・桜庭和志(37=フリー)が緊急入院していたことが26日、明らかになった。25日の練習中に体調不良を訴え、神奈川県内の病院で検査を受けた。退院の時期も未定で、10月9日のHERO’Sライトヘビー級決勝戦の出場が危うくなった。HERO’S実行委員会は27日、緊急記者会見を行う。
 25日の練習中だった。秋山との準決勝に向けたトレーニングをこなしていた桜庭が、体の変調を訴えた。すぐに神奈川県内の病院で診察を受けたが、精密検査の必要があると診断され緊急入院した。 
 突然のアクシデントにHERO’S実行委員会には問い合わせが殺到。関係者は一日中電話などの対応に追われたが「入院したのは事実です。今、関係者に状況を聞くなどして情報を集めています。それ以上のことは分かっていません」と話すにとどまった。
 PRIDEから電撃移籍した桜庭は、8月5日のライトヘビー級最強王者決定トーナメント準々決勝でHERO’Sデビュー。スミルノヴァスを大逆転で下し初陣を飾った。しかし、序盤に顔面をボコボコに殴られ失神寸前になるなど大苦戦。試合後には前田スーパーバイザーが、試合を止めなかった谷川イベントプロデューサーに「死んじゃったらどうする」と詰め寄る事態に発展し、本人も会見には出席せず、病院へ直行し精密検査を受けていた。その後、再び検査を受け「異常なし」と診断されたため今回の出場が決定。スーパーファイトに出場する俳優の金子賢らと練習を重ねていた矢先の出来事だった。
 関係者は「9日の出場は本人や医師、関係者と相談して決めることになると思います」と話しているが、今回の体調不良が試合の後遺症かどうかも分かっていない状況だけに慎重にならざるを得ない。27日には谷川イベントプロデューサーが緊急記者会見を開き、現況と今後の見通しを説明するが、厳しい回答は避けられない情勢だ。
スポーツニッポン) - 9月27日6時5分更新
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