末続複雑V…パウエルまさかの失格/陸上

<陸上:セイコースーパー陸上2006ヨコハマ>◇24日◇横浜市日産スタジアム◇男女16種目及び男子棒高跳びエキシビション
 日本のエース末続が、意地の勝利を飾った。世界最速男パウエルが、まさかの失格。左横のレーンから役者が消えたが「ここで誰かに負けたらシャレにならない」と気合を入れた。2・2メートルの追い風参考ながら10秒12の好タイムで優勝。「追い風というより横風の感覚。10秒10台はそう簡単に出ない」と話すように、納得のタイムだった。
 試合後は末続らしいプライドを見せた。「僕はスタートでヤマを張ることはしない。フライングすれば勝負にならないし、失格になったことがない。与えられた空間でやるもの」と持論を展開。「(パウエルの)失格は非常に残念だった。強い選手で、まして隣のレーンだったので」。最大の見せ場で静かに燃えた。
 17日にW杯(アテネ)の200メートルで3位に入り、帰国から5日後の強行参戦。それでも5月の大阪国際GPの10秒28を上回り、タイミングさえ合えば自己記録(10秒03=日本歴代3位)を更新できる手応えをつかんだ。「今は故障もないし、ここでエンジン全開になっても仕方がない」。20秒03の日本記録を持つ本職の200メートルと同様に、2年後の北京五輪に向けて末続は確実に進化している。【横田和幸】(日刊スポーツ) - 9月25日10時1分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060925-00000035-nks-spo

パウエルは、自分の立場を考えると「横綱相撲を見せるべき」ことを認識して日本に来ないといけません、ほんの一瞬出遅れたってどうせ勝てるんだから(こう書くと末続には申し訳ないが、そのぐらいの実力差はある)。ですが、ひょっとすると本当に調子がよくて、本当に世界記録狙っていたのかもしれませんね…
フライングのルールについて思うんですが、こうなってくると、グローブハンデ的なものを真剣に考えてもいいのかもしれません。どういうことかといいますと、たとえば「フライングをしたら、スタート位置を30CM後ろに下げる」といったようなものです。で、かつ、1人2度で失格。やっぱり1回目にフライングやった選手はノウノウと走ったわけですから、そんなの理不尽でしょう。
スーパー陸上結果…http://www6.nikkansports.com/event/super-meet.com/images/men_result.pdf