ナガセ、四谷大塚を買収 塾名は変わらず

 大学受験予備校「東進ハイスクール」などを運営するナガセは18日、中学受験向け進学塾の四谷大塚(東京)の全株式を取得し、完全子会社化すると発表した。少子化の進展に伴い、高校卒業者が大学入学定員と同じになる「大学全入時代」の到来を見据え、中学受験分野を強化する。
 ナガセは、四谷大塚の株式を鈴木靖夫同社社長らから10月2日付で取得する。子会社化後も中学受験でブランド力のある「四谷大塚」の塾名は変えず、現在首都圏にある15校すべてを残す方針。買収額などは今後詰める。
 四谷大塚は昭和29年設立の名門進学塾。小学生のみを対象に中学受験指導や知能教育を実施している。
産経新聞) - 8月19日8時2分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060819-00000009-san-bus_all

実は私、小学校の頃、四谷大塚というのに行ってました。日曜日だけで、テストしてからそのテストについての講義を受ける、そんなパターンで、中学受験のための塾(と言っていいのだろうか)です。ライバルに日本進学教室(略してニッシン)というのがあります(というか今もあるんだろうか。関心まるでなし)。
小学校の頃はまあそれなりに成績もよくクラスで1番だの2番だのでしたが、そんなに教育熱心とも思えぬ親がなぜこういうのを見つけてきたのかいまだ疑問です・・・聞きゃいいんだけど(笑) ひょっとすると担任の先生から勧められたのかも知れません。
四谷大塚って、おそらく①それと別に塾に通うか、②本当にナチュラルに頭がよいか、③素質的に勉強が好き(算数国語理科社会そのものに関心がもてる)、④親が教育熱心でスパルタ?のどれかに該当しないとついていけないんじゃないかと思います、今はどうか知りませんが。
もう30年以上も昔のことなんで忘れましたが、自分のなかに「ついていけない」感はたしかにありました。
当時は「中野会員」「四谷会員」「水道橋会員」「拓大会員」「一般(会員になれない人・笑)」みたいに序列があって(詳しくは忘れたが四谷と水道橋の間にもうひとつなんかあったような気がする)中野会員は一番成績がよくて中野の四谷大塚の本部で受けます。次が四谷会員で(私はずっとここでした)上智大学で受けます。水道橋は日大かどこかが会場だったのだと思いますが知りません。中野会員だと当時御三家と言われた(今は興味ないんで知らない)麻布・開成・武蔵や筑波大駒場(当時は教育大駒場といってキョーコマと呼ばれていたんだ)などの国立中学に入れる可能性が結構高かったみたいです。で、四谷会員の私は順当に落ちまして(笑) 公立中学に入りました。(ちなみに、毎週通うにつれてこの場所が気に入りまして、その何年か後に大学生としてここに来たくなり、浪人して入りやすい学科探して滑り込みました(笑) )
小学生の段階で社会のこともわからず大学のレベルもわからず(少なくとも私はそうだった)という状態ではモチベーションもクソもないですよね。そうすると上に挙げた4要素の少なくともひとつはないと中学受験(中堅下位はともかく進学校早慶の付属校)なんて無理です。私にはひとつも該当しませんでした。塾ぐらい行けば違ったかもしれませんが・・・下手に開成なんて受かったりしたら落ちこぼれてもっと厄介な人生だったのでは、と推測されます(笑)
④あたりはとても重要な要素ですが、失敗すると人間としての成長そのものがぶっ壊れたりします。②か③のどちらかはもってないと、その後伸びない気がします。
ところで、東大行く人って、②を圧倒的に持ってるとか②と③両方を持っている人が多い気がします、堀江さんみたいに。あと、親がすごいとか周囲がすごくて、そういう人の影響もあってか、普通の人では持たないような目標を当たり前に持っていて(将来「日本を動かしたい」みたいな)東大はそのための単なる通過点なんて人も。すげえ!
ま、それはともかく、そういういわゆるエリート(これまた大袈裟)をかき集める進学教室というのは、商売で考えるとあまり賢くないのは間違いなく、東進なんていう予備校?私は知りませんが、儲かる大衆相手の商売が飲み込んじゃったという・・・ことでいいんですか?
大学受験前に予備校行きましたけど、今は知らないけど当時は駿台(よい学生が集まる)・代々木ゼミ(よい講師がいる)・河合塾(「机の河合」?とか笑い話で言う人もいたが、東大狙うならここという説もあった)がメジャーでしたかね。私は普通に落ちたら駿台に行こうと決めてまして、決めたとおり(苦笑)駿台に行きました。
東進って名物講師を高いギャラで引き抜くとこでしたっけ?まあどうでもいいな。
株式会社 四谷大塚 http://www.yotsuya-otsuka.co.jp/company/index.html (かつては「四谷大塚進学教室」といったように思う)
株式会社ナガセ http://www.toshin.com/nagase/