森千夏さん死去:難病と闘う 治療や仲間の支えもかなわず

 陸上女子砲丸投げで18メートル22の日本記録を持ちながら、難病の「虫垂がん」と闘っていた森千夏(もり・ちなつ)さん=東京高校クラブ=が9日に亡くなった。闘病中も母校の東京高(東京都大田区)の卒業生らでつくるクラブに所属。周囲も森さん本人も、病気を克服した上での競技復帰を信じていた末の悲報となった。
 169センチと投てき選手としては小柄な森さん。何度も単身で中国に行き強豪選手らの練習に参加するなど努力を重ね、かつて「陸上の中で最も世界に遠い」と言われた種目のレベルを大きく引き上げた。しかし04年アテネ五輪前から体を異変が襲い、五輪直後からは入退院を繰り返した。虫垂がんと判明後も、抗がん剤投与などを受けながら回復を待ち続け、病気と闘った。
 母校や日本陸盟関係者による治療費支援のための募金活動では、森さんの明るくやさしい性格を慕う多くの選手仲間が、大会の会場で観客へ直接協力を呼びかけたこともあり、総額で2000万円を超えていたという。しかし、懸命の治療や仲間らの支えも及ばず、短い生涯を閉じた。【石井朗生】
毎日新聞 2006年8月9日 13時37分 (最終更新時間 8月9日 13時38分)
http://www.mainichi-msn.co.jp/sports/field/news/20060809k0000e050084000c.html

ここのところ忙しくて、このニュースもたった今、しかも、なぜか私なんかのブログのアクセスが異常に多かったので何事かと思ったら・・・・非常に残念。
先日再入院?というのはちらっと見ましたが、ここまで悪化していたとは思いませんでした。できれば、「応援する会」があるのだから、もうちょっと情報欲しかったです。この会からは、趣旨に賛同して募金した人に対するメッセージがほとんどなかったように思えます。でもそんなことよりも、とにかく残念。
ご冥福をお祈りいたします。