日本選手権

●女子8百で杉森、5千の福士 共に3連覇 陸上日本選手権最終日
 陸上のアジア大会(12月・ドーハ)代表選考会を兼ねた日本選手権最終日は2日、神戸ユニバー記念競技場で行われ、男子走り高跳び醍醐直幸富士通)が、13年ぶりに日本記録を更新する2メートル33で2年連続3度目の優勝を飾った。男子砲丸投げは畑瀬聡(群馬綜合ガード)が18メートル56の日本新で2連覇した。女子走り幅跳び池田久美子(スズキ)は6メートル75の好記録で2連覇を果たした。
 京滋関係では、女子800メートルの杉森美保(京セラ)が2分3秒19で3連覇。女子5000メートルでも福士加代子(ワコール)が15分31秒01で3連覇し、3年連続で1万メートルとの2冠に輝いた。男子400メートルでは山口有希大阪ガス、洛南高出)が45秒89で2位に入った。
 アジア大会代表は3日発表される。
 ■杉森、地力見せつける
 女子800メートルは2連覇中の杉森が第一人者の地力を見せつけた。冬場に痛めた足の故障が長引いて事実上の今季初戦だったが、他選手との実力差は明らか。2分3秒19でゴールすると、「監督や支えてくれた人に感謝します」と話した。
(以下略)
 ■福士は終始余裕、世界戦見据え課題挙げる
 女子5000メートルは福士が圧倒的な強さを見せつけた。1万メートル同様、後半2度のスパートを決めて他を引き離した。「最後まで競るより一気に離す方が楽だし、面白い」と振り返る。2500メートルで1度目、2位杉原らが追いつき始めた残り3周で2度目の加速を決めた。この間に1度スピードを緩めて後続の出方を探るなど終始余裕を保った。「最後にもう1度仕掛けられるくらいの余裕がないといけない」と、世界との戦い見据え課題を挙げた。
 ■洛南高出身の山口、終盤までトップに
 男子400メートルで2位に入った洛南高出の山口が積極的な走りで会場を沸かせた。昨年同種目の高校生王者となった金丸(法大)に注目が集まる中、終盤までトップに立った。最後に抜かれ「残念。試合不足のために昨日の疲労が残っていた」と悔しがった。
 アテネ五輪後は故障が長引き、社会人となった今季も消化不良のレースが続いた。今大会は前日の2レースで尻上がりに調子を上げていた。「金丸選手は強いライバルだけど絶対負ける相手ではない」と巻き返しを誓った。
京都新聞) - 7月2日23時29分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060702-00000027-kyt-l26

 
●末続、200メートルで3年ぶりV/陸上
<陸上:日本選手権>◇2日目◇1日◇神戸ユニバー記念競技場
 男子200メートル決勝で、日本記録保持者の末続慎吾(26=ミズノ)が3年ぶり3度目の優勝を飾った。中盤で完全に抜け出して、20秒37でゴールした。
 20秒03の日本記録を出した03年シーズン以来の好タイムに、両手を上げて喜んだ。「気持ちよかったですね。冷静にやるべきことをやってきたから。試合をなめてかからずに走れた。最後はアゴが上がってしまったが、記録的にはそんなに悪くなかったです」。今夏は欧州を転戦予定で「世界で自分に目を向けさせるようにしたい」と闘志を燃やした。
 3連覇を狙った高平慎士(21=順大)は20秒69で2位に終わったが「(末続との)差は縮まってきていると思う」と納得した様子だった。
(日刊スポーツ) - 7月1日22時36分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060701-00000050-nks_fl-spo

 
●福士が無敵のV5/陸上
 <陸上:日本選手権>◇初日◇6月30日◇神戸ユニバー記念競技場
 日本女子長距離のエース福士加代子(24=ワコール)が、1万メートルで大会5連覇を達成した。残り2000メートルから2度のスパートをかけ、2位大南博美トヨタ車体)に約8秒差をつけて圧勝した。記録は自己ベストに約1分15秒も及ばない32分6秒92と平凡だったが、国内無敵を証明した。2日の最終日で5000メートルに勝てば、3年連続2種目制覇となる。今大会はアジア大会(12月・ドーハ)代表選考会を兼ねている。
 日本国内に福士の敵はいなかった。残り2000メートルを切ると、最初のスパートをかけた。大南の追走を確認すると、今度はペースダウン。ラスト1100メートルで2度目のスパートをかけると、勝負を挑む選手はいない。記録は自己ベスト30分51秒81に遠く及ばないが「ディープインパクトみたいに(自分に)ムチを入れた。2段スパートができたし、これだと海外でも対応できますから」と大喜びだ。
 今季の目標は渋井陽子が持つ30分48秒89の日本記録更新。今月中旬から欧州に渡り、気象条件と強い相手に恵まれたレースで日本新を狙う。すでに3000、5000、ハーフマラソン日本記録を保持する。中長距離の完全制覇を遂げた上で、来夏の世界選手権(大阪)に挑む。5月末からの中国・昆明合宿で万全の調整を終えている。
 3月にWBCで優勝したソフトバンク王監督から「世界を極めるには、常にこれが最後だと思って」と助言された。2日の5000メートルで3連覇を達成すれば、3年連続の日本選手権2冠獲得となる。国内で最強女王の名を不動にして、福士は世界での飛躍を目指す。【横田和幸】
(日刊スポーツ) - 7月1日9時52分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060701-00000080-nks-spo

山口有希復活、金丸とわずかの差。高平は末続とはまだ差がありそう・・・まあ、世界3位ですからそう簡単にはいきません。
記事は気になるものだけピックアップしました。ここには出てませんがハンマー室伏広治、ポール澤野大地、圧勝。
走り高跳び日本新とのことですが・・・阪本孝男さん(←私よりも年上)以降思い出せません(^_^;)
日本陸上競技選手権大会 http://www.rikuren.or.jp/06nihonrikujo/