ボクシング 徳山が初防衛、王座返上へ スーパーフライ級

 世界ボクシング評議会(WBC)スーパーフライ級タイトルマッチ12回戦が27日夜、大阪市中央体育館であり、同級王者の徳山昌守(31)=金沢=が同級1位のホセ・ナバーロ(24)=米国=を3−0の判定で降し、初防衛に成功した。徳山は試合後、「きょうでWBCチャンピオンを卒業します」と王座を返上する意向を表明した。日本ジム所属の現役世界王者が王座を返上するのは、01年10月に世界ボクシング協会WBAミニマム級王者だった新井田豊(横浜光)以来。
 徳山はこの日世界戦11勝目を挙げ、国内歴代単独3位。王座を返上した場合、日本ジム所属の現役世界王者は、WBCフェザー級越本隆志(Fukuoka)▽同バンタム級長谷川穂積(千里馬神戸)▽同ミニマム級イーグル京和角海老宝石)▽世界ボクシング協会WBAミニマム級新井田豊(横浜光)の4人となる。
 <戦評>
 得意のアウトボクシングを貫いた徳山の快勝だった。序盤からフットワークでナバーロを翻ろう。左ジャブで自分の距離を保ちながら的確に右をヒットさせ、一回にナバーロの右目上を出血させた。七回にナバーロの左ボディを受けて足が止まったが、巧みなクリンチでかわし、序盤でリードしたポイントをキープ。十二回には離れ際の右でぐらつかせ、勝利を確実にした。ナバーロは接近戦に持ち込めないうえ有効打が当たらず、徳山をしのぐパンチ力を生かせなかった。
 ▽徳山昌守 今日でWBCスーパーフライ級のチャンピオンは卒業します。これからはどういう道を歩くかはまだ決まっていないが、ボクシングで培った根性を最大限に生かして、これからの人生を頑張ります。(引退という意味かの質問に)今はそこまで考えていません。(完全に未定なのかと問われ)どうですかね。考えはほぼ決まりつつあるが、明日の一夜明け会見で話します。一晩悩んで考えてみたい。
(以下長いので略)  (毎日新聞) - 2月28日10時16分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060228-00000003-maip-spo

勝手な予想:階級を上げて選手生活続行。負けたら引退。
ハングリー精神は失いつつあるでしょうけど、負けてないうちはまだ続ける人が多いですよね。逆に、引退してしばらくしてカムバックしたくなったらもったいないです。ぜひ続けて欲しい、という思いも含めて上記の予想で。今日?の会見、どうなりますか。
しかし、相手にしたらいやなタイプでしょうね。打たれて打ち返そうとすればクリンチ。イライラが募る。いつのまにか相手のペースにドップリ・・・
まだまだやれます!と傍目には見えます。バンタムというのは伝統もあり、いかにも選手層の厚い階級のようには感じますが、ぜひチャレンジを!