こちらもあきれるバカネタを二つ。

賃上げ8割、熟練社員に JFEスチール労連要求案
 2006年02月07日06時46分
 今春闘で3000円の賃上げ要求を決めている鉄鋼2位のJFEスチール労連は、獲得した財源の8割を主に50歳以上の熟練社員に重点配分する要求の具体案を固めた。56歳以降は役職から外れて賃金が下がるなどの現状を是正する。同労連が加盟する基幹労連(369組合)は3000円の統一要求を掲げているが、一定の年齢層に重点配分する要求は珍しい。
 同労連は7日の中央委員会で機関決定し、10日に経営側に提出する。JFEスチールでは、製鉄所の新設に伴う大量採用と、団塊の世代の入社時期が前後しており、現在は40代後半の年齢層が組合員の6割を占める。
 56歳になると役職を降りる制度があり、仕事給は約10%減額される。労連は「職場を活性化するには、ベテラン層への手厚い配分が長年の課題」としていた。
 賃上げ3000円に相当する原資のうち、56歳以上に1700円分を充てるなど、2400円分を熟練層向けとした。若手からは反発も出ているが、「50歳を超えたときに恩恵が得られる」などと説得しているという。
 基幹労連は3000円の配分方法は傘下の労組に任せている。新日本製鉄労連や三菱重工労組などは、年齢層による要求の差は設けず、社員の資格や職務などで決まる仕事給の底上げを求める考えだ。
http://www.asahi.com/business/update/0207/051.html

 
「共働き」職員の給料2割削減…日田市が条例案
 大分県日田市の大石昭忠市長は7日、夫婦や親子がいずれも市職員で、同居している場合、それぞれの給料を2年間、2割削減する条例案を、27日開会予定の市議会定例会に提案すると発表した。厳しい財政事情を解消する一環と説明しているが、組合側は「差別的だ」と猛反発している。提案されれば論議を呼びそうだ。
 全市職員738人のうち、対象は33組(いずれも夫婦)で、年間5225万円の経費削減となる。市は今年1月下旬、市職員労組に自発的な2割返上を提案した。しかし、組合側は「憲法などが保障した法の下の平等に違反する」と反発、文書で受け入れ拒否を回答した。このため、市は2年間限定の条例案を提案、議会に判断を委ねることにした。
 市職労の羽野武男委員長は「結婚差別にもつながりかねず、議論の余地はない。改正案が可決されれば、無効確認、損害賠償など法的措置も考えていきたい」と話している。
 市は、市長ら特別職給与4・8%削減の条例改正案を3月議会に提案予定で、一般職員の給料も人事院勧告に基づき、5%の削減を求め、職員組合と交渉中。
 日田市は昨年3月、中津江村など周辺5町村と合併した。人口は約7万4000人。
 総務省は「給与は職務と責任に応ずるものでなければならず、条例案内容によっては地方公務員法に照らして問題になりうるので、同法の趣旨に基づいて十分に検討する必要がある」(公務員部)としている。(2006年2月7日13時40分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20060207it03.htm?from=top

労務屋さんのブログで知って、探しました(^_^;)