児童手当目的のたばこ増税、「税を汚す」と政府税調会長が批判

 [東京 27日 ロイター] 財政制度等審議会財務相の諮問機関)財政制度分科会の西室分科会長(東証社長兼会長)は、2006年度予算案などを審議した分科会後の会見で、一部委員から児童手当拡充をめぐる経緯や効果を疑問視する声が出たことを紹介した。政府税制調査会(首相の諮問機関)の石会長は、児童手当拡充に関連してたばこ増税が決まったことは「税を汚す」と批判した、という。  
 西室分科会長によると、石政府税調会長は06年度予算政府案について「近年になく、よくできている予算だ」と評価した。ただ、「最後で、たばこ税を引き上げることにして児童手当を拡充した。いかにも取りやすいところから取っているという考え方で、税を汚すものだ」と批判。児童手当拡充の財源に関し「歳出の削減によって対応すべきで、新しい予算をつけるのに新しい税収を持ってくるというのはおかしいのではないか」と原則論を語った、という。
 きょうの分科会では、このほか、今後、予想される金利上昇への対応や消費税率引き上げに関する議論を深めるよう求める意見が出た。06年度予算案では、プライマリーバランス基礎的財政収支)の改善が見込まれているが、2010年代初頭の黒字化目標の前倒し達成の議論には「そんなに軽々しく言えるものだろうか」と懐疑的な意見も出た、という。(ロイター) - 12月27日17時42分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051227-00000142-reu-bus_all

お恥ずかしい話ですが、これ、知りませんでした。そして、目的税というのは、その税金を負担する人たちと何らかの関連のある用途に使われるものだ(ガソリン→道路みたいに)と信じていました。タバコ→児童手当というのはそういう意味では何の関係もないですよね。会長さんのおっしゃるとおり、なんか思想も哲学もない税金だと感じてしまいます。私はタバコ吸わないので、タバコ税を引き上げることによって喫煙率を下げる?のはまあ賛成ですが、なにも使い道に目的を定めなくてもいいように思いますが・・・いや、税とは?という基本的なことをきちんと理解していない私ですので立派なことも言えませんが、同じように思う人、多いんじゃないかしら。
こういう政策を掲げる政党があるなら、私は投票したくないなぁ。