(ボクシング)3/8は内藤VSポンサクレック・・・いろいろ妄想してみる(笑)

内藤が練習を打ち上げ「今まで一番」

3月6日9時26分配信 日刊スポーツ
 WBC世界フライ級王者の内藤大助(33=宮田)が5日、前王者ポンサクレック・ウォンジョンカム戦(8日、両国国技館)に向けた練習を打ち上げた。この日は約1時間、ミット打ちなどで汗を流した。前日4日に減量苦が判明したポンサクレックとは対照的に調整は順調。内藤は「今まで一番の仕上がりだけど、最後まで油断はしません」と表情を引き締めた。
最終更新:3月6日9時26分
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080306-00000007-nks-fight

決戦直前。
内藤とポンサクレクはどんな思いで今このときを過ごしているのだろうかとあれこれ考えてしまっています。それほど魅力ある戦いです。
内藤のモチベーションはどんなものなんだろう。ここで負けたらすべてが終わってしまう。そういう意味でがけっぷち。背水の陣。そんな風にも見える一方で、いや、それは昨年の7/18の話で・・・。正直、7/18はまぐれとまで思わないけどアップセットであったと思います。あれに負けていたら、今は誰にも注目されずにちゃんこ屋の修行中であったかも知れません。それと比べりゃあ今で充分天国です。いい経験もいろいろして、おそらく今後食うには困らない。どこががけっぷちか、とも言えます。
ではポンサクレクはどうだろう。おそらくこれもがけっぷちです。負けたらタイトルももちろんですが、もう興行権とやらも(よく知らないのですが)ありません。でも、ある意味内藤以上に「どこが背水の陣だよ」です。フライ級でもっとも防衛を重ねた男。おそらくタイでは英雄。日本のボクサーで言えば誰に当たる、の「誰」に該当する日本人ボクサーがいない。相撲の大鵬北の湖千代の富士レベルでしょう。そしておそらくものすごい金持ち。いつ辞めてもいいくらいで、どう傷つかずに辞めるか、ではないのか・・・
ここで不思議なのは、なぜポンサクレックは日本を選んだのか、なんです。で、いろいろ考えてみると・・・ポンサクレクは、本音の部分では、もう辞めたいんじゃないか、こんな苦しい思いはもうしたくないんじゃないのか、と思うのです。

●タイでやった場合
メリット→かなりの高確率で勝てる、勝てば今後も興行権とやらを持てる。
デメリット→もし万が一敗れたら相当叩かれるのではないか。
●日本でやった場合
デメリット→勝てる可能性が落ちる、そして負ければ今後はない。
メリット→稼げる。そして、もし負けても言い訳「日本でやったから・・・」

今回のポンサクレックはいつもと様子が違うと報道されています。これは、切羽詰った悲壮感というか、それだけなりふりかまわず勝ちに行く思いが強いからなのか。最初そう思ったのです。
でも、そうなら、一昨日でしたか、2キロオーバーだとか言われてましたが、なりふりかまわず勝ちに行く人がそれはないだろう、と思うのです。減量って最後の1キロこそが苦しいとか言うじゃないですか。
理想は日本で高ファイトマネーで勝って、興行権確保して、今度は亀田コウキとすごいファイトマネーでやって引退・・・
だけど内藤は強い。7月の試合はつらかった。またあんなつらい思いをするのか・・・・というわけですでに気持ちで負けているかも、というのが私の妄想です(笑)
しかし、ひょっとして、2キロオーバーが三味線だったら・・・実際に体重量ったのでしょうか。また、もし量ったとしてもそれは正式な軽量でない以上、パンツに鉛かなんか仕込んだかも知れません(^_^;)
何十年か前、輪島功一だって柳済斗戦の前に重い風邪引いたような芝居打ちました。その類かもしれません。
いずれにしても、ポンサクレックはこの先長くはやりたくない、これは違ってないと思います。もし長くやりたいなら今回はやはりタイでやるでしょう。
 
とまあ妄想しまくりですが・・・とにかく楽しみな一戦です。