亀田父「悪いことは悪い」=大毅の厳罰には親心も−ボクシング

10月17日3時0分配信 時事通信
 世界ボクシング評議会WBC)フライ級タイトル戦(11日)で挑戦者の亀田大毅(協栄)が反則行為を繰り返した問題で、無期限のセコンドライセンス停止となった父親の亀田史郎氏は日本ボクシングコミッションJBC)の処分から一夜明けた16日、東京都内の自宅で「悪いことは悪い」と反則行為の非を認め、自身の処分について「仕方ない。わたしが邪魔であればいなくなってもいい。もうセコンドに付くのも、しんどい」と気落ちした表情で語った。問題が起きてから同氏が報道機関の取材に応じたのは初めて。
 史郎氏は「この先、正直どうなるか分からない。わたしは親として(子どもたちを)守らなければならない」などと揺れる心境を吐露。世論の厳しい批判にさらされた上に1年間のボクサーライセンス停止処分を受けた二男の亀田大には親として心を痛め、11日の試合後に帰宅してからの様子を「翌朝の4時までずっと泣いていた。あれからずっと悩んでいる」と明かした。
 亀田大が試合前に「負けたら切腹する」と発言したことに、史郎氏は「命を懸けてやるという意味で言ってしまった。大毅には『一日も早く前向きになってくれよ』と話している」と励ましている様子を語った。
 今後、亀田大と兄の亀田興毅(協栄)とも練習場所は協栄ジムに限られ、自宅にある専用ジムの使用を禁じられる。処分が解けない限り、史郎氏が指導に携わることもできない。厳しい現状に同氏は「いつもわたしはいいように考えてきた。今回のことでも、もっともっと家族のきずなが強くなったと思っている」と兄弟の再起へ向けて力を合わせていく意向を示した。 
最終更新:10月17日3時0分
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071017-00000009-jij-spo

とても「悪いことは悪い」と思っているようには見えないところが・・・(笑)
>わたしが邪魔であればいなくなってもいい。
これですからね。反省の色なし。
しかし、せっかくの取材で、記者たちは何を聞いてるんでしょうか?
重要なのは「反則行為は勝ちたい一心で思わず飛び出したのではなく、ひたすらその行為を練習してきた結果の披露であること、そしてそれは他でもない、亀田史郎がまさに指示してきたものだと思われること」このあたりの確認でしょう。
そういう部分を「悪いことは悪い」でごまかされるとは。
報知新聞によれば、大毅は何度も往復して出刃包丁を見つめるとか、自殺を図りかけたとのことです(そういうのを「自殺を図りかけた」と表現するのはどうかと思いますが)。切腹なんてのは、本当にしたらアホですし、しなければ卑怯者なわけで、ま、言わなきゃよかったのに程度ですね。そんなのどうでもいいから、私は試合後も切腹コールはしなかったですね。
今回の処分は、妙に興毅には甘いと思いましたが、彼はまだ興行には「使える」選手ですから。そのあたりはなかなかしたたかな処分だと思います。
史郎と大毅はもうダメでしょう。もっとも、大毅の復活ストーリを見たい人がいれば話は別です(よく考えれば、復活も何もこれまで「浮上」したことなんてなかったわけだが(笑))。物好きな人もいるものですからね。