5月の完全失業率3・8%、4月と同率

6月29日11時6分配信 読売新聞
 総務省が29日午前に発表した労働力調査(速報)によると、5月の完全失業率(季節調整値)は3・8%で前月と同水準だった。
 同省は「景気回復を背景にした企業の採用意欲の高まりなどで、雇用状況の改善が続いている」としている。
 男女別では、男性が前月比0・1ポイント減の3・9%で、若年層での改善が進んだ結果、9年2か月ぶりに4%台を下回った。女性は前月と同じ3・6%だった。
 完全失業者は前年同月比19万人減の258万人で、1年6か月連続で減少した。自己都合による男性の失業者が、35〜44歳を除くすべての年齢層で減った。
 一方、厚生労働省が同日発表した5月の有効求人倍率(季節調整値)は1・06倍で、前月を0・01ポイント上回った。産業別では、製造業や卸売・小売業などで雇用者数の増加が目立った。
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