ゲイが２冠 女子２００はフェリックス 全米選手権
6月25日8時55分配信 毎日新聞
【インディアナポリス栗林創造】８月開幕の世界陸上選手権大阪大会の代表選考会を兼ねた全米選手権は最終日の２４日、男女計１４種目の決勝などを行った。男子２００メートルはタイソン・ゲイが世界歴代２位となる１９秒６２で初優勝し、１００メートルとの２冠を達成した。１９秒６３のベスト記録を持つゼイビアー・カーターは準決勝の残り５０メートル付近で転倒し、世界選手権の代表入りを逃した。女子２００メートルは０５年世界選手権の覇者、アリソン・フェリックスが２２秒３４で優勝。得意の４００メートルで代表から漏れたサーニャ・リチャーズが２位なり、個人種目での世界選手権出場を決めた。女子棒高跳びは、世界歴代２位タイとなる４メートル８８を今年６月にマークしたジェニファー・スタチンスキが４メートル４５で大会２連覇。男子１１０メートル障害は、シドニー・アテネの両五輪で銀メダルを獲得したテレンス・トラメルが１３秒０８で優勝し、８度目の優勝を狙った３６歳のベテラン、アレン・ジョンソンは７位に終わった。
◇世界記録の更新に現実味…ゲイ、２００メートル１９秒６２
４日間の全米選手権で最も注目を集めた男子２００メートル決勝も、やはりゲイのために用意されていた舞台だった。
コーナーを抜けた時点でトップに躍り出たゲイが、そのまま加速してゴールを駆け抜ける。１９秒６２。世界歴代２位となる優勝タイムを、半ばあきれ顔で称賛したのはジェレミー・ワリナーだ。既に世界選手権大阪大会の出場権を得ており、調整のため２００メートルに出場していたワリナーは「僕には絶対無理。１９秒６２なんて狙うだけ無駄さ」
１００メートルと合わせた「２冠」について、ゲイは「１００メートルより２００メートルの方が興奮するね。ウォラスの存在が、特別なモチベーションになっている」と言った。ウォラスとは、アーカンソー大学で先輩後輩にあたるスピアモンのこと。この２人に、準決勝で転倒した際に負傷し、担架で運ばれたゼイビアー・カーター、１００メートルの世界選手権代表に決まったウォルター・ディックスを加えた４人を、米メディアは「ファンタスティック・フォー」と呼ぶ。最年長のゲイが２４歳。新鋭たちの競り合いが、そのまま短距離のレベルを押し上げている。
ゲイは「できるだけ早くケガを治してほしい。また一緒に戦いたい」と、カーターを気遣っていた。４人の争いが続けば、９６年のアトランタ五輪でマイケル・ジョンソンがマークした１９秒３２という途方もない世界記録の更新も、現実味を帯びてくる。【栗林創造】
○…女子４００メートルで４位に終わり、得意種目での世界選手権出場を逃したサーニャ・リチャーズが、２００メートルで２位に入った。アリソン・フェリックスに続いてフィニッシュしたリチャーズは「本当のことを言えば、２００メートルは走りたくなかった。あきらめようかと思ったが、家族が応援してくれたので……」。個人種目での代表入りを決め、ホッとした表情だった。
最終更新:6月25日8時55分
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070625-00000004-mai-spo
タイソン・ゲイ、この条件でこの記録は立派です。100Ｍなんて２着に0.23秒の大差。ガトリンがいなくなってもこの層の厚さ！ゲイは100よりも200かと思えばそうでもないんだ・・・
この前の世界選手権では名前ばかり気になっていたが(笑)すっかりアメリカのエース。あのときはなぜか「タイソン・ガイ」と呼ばれていた。。。日記にも書いてました(^_^;)http://d.hatena.ne.jp/stonco606/20050811/p1
Men 100 Meter Dash
1 Tyson Gay adidas 9.84M -0.5
2 Trindon Holliday L S U 10.07 -0.5
3 Walter Dix Florida State 10.09 -0.5
Men 200 Meter Dash
1 Tyson Gay adidas 19.62M -0.3
2 Wallace Spearmon Nike 19.89 -0.3
3 Rodney Martin Nike 20.18 -0.3
Men 400 Meter Hurdles
1 James Carter unattached 47.72
2 Kerron Clement Nike 47.80
3 Derrick Williams Reebok 48.26
Men Pole Vault
1 Brad Walker Nike 5.70m 18-08.25
2 Jeff Hartwig Nike 5.70m 18-08.25
3 Jacob Pauli Nike 5.70m 18-08.25
Women Long Jump
1 Grace Upshaw Nike 6.74m 2.5 22-01.50
2 Brittney Reese Mississippi 6.67m 2.1 21-10.75
3 Rose Richmond Nike 6.60m 1.6 21-08.00
http://www.usatf.org/events/2007/USAOutdoorTFChampionships/schedule.asp
なにもアメリカ＝世界ではないのですが、こうやって見ていて、有望な日本人は世界戦えるか・・・
末続慎吾（200M）…かなり厳しい、決勝ほぼ無理
為末大（400MH）…かなり厳しい、決勝がやっとか？
澤野大地（棒高跳び）…意外とわからない、入賞可能性アリ
池田久美子（女子走り幅跳び）…意外とわからない、入賞可能性アリ
こんなの予想でもなんでもないですが(^_^;)
