<改正パート労働法>成立 賃金差別禁止など盛り込む


5月25日13時37分配信 毎日新聞
 パート労働者の待遇改善などを目指したパート労働法改正案が25日、参院本会議で可決、成立した。安倍政権が「再チャレンジ」の一貫として力を入れた改正で、賃金などで正社員との差別的取り扱いの禁止などを盛り込んだが、対象となる条件が厳しく定められており、待遇改善の効果を疑問視する声もある。
 改正法では、差別的取り扱いを禁じたパート労働者は、実質的に期間の定めのない契約で、仕事の内容や責任、人事異動などでもほとんど正社員と変わりなく働く者とした。賃金や職務上の教育訓練、社宅貸与などの福利厚生で差別的取り扱いを禁じている。
 その他のパートでは、正社員と仕事の内容が同じで正社員的な活用をされるパートには賃金の決め方を正社員と同じようにすることを努力義務とするなど、働き方に応じて賃金決定方法や教育訓練などの努力義務を課した。また、パートの正社員への転換は、試験制度の導入や応募の機会を与えることなどを義務づけ、雇用の際には、昇給やボーナス、退職金制度の有無を明示した文書交付も義務づけた。
 パート労働者は06年で約1205万人いるが、今回差別的取り扱いの禁止対象となるのは「4〜5%」(厚生労働省)と推定されている。労組側からは「対象者が本当にいるのか? 現状の是正には役立たない」と根強い批判もある。また、対象のパート以外には慶弔金支給なども義務化されなかったことから「パート労働者の差別を受けているという感覚は消えない」との声も出ている。【東海林智】
最終更新:5月25日13時37分
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070525-00000059-mai-pol

私の会社には、パートではないけど、期間雇用の方がけっこういらっしゃいます。正直、給料けっこう違います。ですが・・・そういう立場の方が必ずしもこっち側へ来ることを希望してないです。いろいろたいへんだから・・・そしてそれを見てるからです。
同じ仕事をさせて、安い給料で雇えてラッキー、と経営者や人事が思っているような職場ってどんな場合でしょうね? 無責任に思い浮かべると、小売あたり?
しかし、

(1)職務や将来にわたる異動、転勤の範囲・頻度が正社員と同じ
(2)雇用契約に期限がない、または有期契約を継続的に更新している
 −などの条件を満たす「正社員と同一視できるパート」

これを証明するのはなかなか難しいですね・・・