上司に「ばかやろう」、解雇理由にならず 名古屋地裁


2007年5月9日(水)14:28
 上司に「ばかやろう」と暴言を吐いたなどの理由で解雇された日系ブラジル人のダ・ローシャ・アントニオ・マルコスさん(35)=愛知県豊橋市=が、解雇は労働組合の活動への圧力だなどとして、浜松市の人材派遣会社「ラポール・サービス」を相手取り、解雇無効の確認と、解雇日以降の月額35万5000円の支払いを求めた訴訟の判決が9日、名古屋地裁であった。多見谷寿郎裁判官は「解雇は権利の乱用に当たる」とし、同社に解雇無効と、判決確定まで請求通りの月額賃金の支払いを命じた。
 判決によると、マルコスさんは06年6月、従業員の有給休暇の申請方法をめぐり、同社役員に「ばかやろう」と発言し、同年7月9日で解雇された。会社側は解雇理由を「職場の秩序を乱した上、その後の勤務態度も著しく不良」などとしたが、多見谷裁判官は「発言は一回限りで、客観的に合理的な解雇理由とはいえない」とした。
 マルコスさんは閉廷後、会見し「不当解雇問題のいい見本となる判決。全国の労働者にあきらめないよう伝えたい」と話した。
 同地裁はこれまでに、マルコスさんが地位確認などを求めた仮処分申請に対し、解雇無効と月額賃金の支払いを命じる決定を出していた。
http://news.goo.ne.jp/article/asahi/life/K2007050900043.html

この記事だけ見て
●そもそも「ばかやろう」くらいで解雇なんてばかげている
●ばかやろうと言われる上司がばかなんでしょう
こういう意見がミクシあたりには多いですが、そんな単純ではないでしょう。
おそらく記事としては書きにくいような・・・。
あくまで推測ですが、会社はこの人を辞めさせるきっかけを探していたように見えますね。