ポスト魔裟斗候補6人衆が全滅/K−1

 <K−1 WORLD MAX:東京大会>◇4日◇有明コロシアム◇9950人◇世界王者対抗戦◇全試合3分3回延長1回
 6年ぶりにメーンを任された小比類巻貴之(28)をはじめ、2年ぶり復帰の須藤元気(28)、日本王者の佐藤嘉洋(25)ら6人のポスト魔裟斗候補が、外国人選手に全敗した。エース魔裟斗不在の大会で、新たな日本人スター選手の誕生が期待されたが、最悪の結果に終わった。この日、テレビ解説を務めた魔裟斗(27)は「オレしかいない」と発言。試合後に来年以降の現役続行を示唆した。
 小比類巻がサンドバッグのように打ちまくられた。最終回終了間際、前世界王者サワーの連打に、前のめりに倒れた。ゴングに救われKO負けは逃れたが、6年ぶりのメーンは完敗だった。「相手の基礎体力が上だった…」。魔裟斗不在の穴を埋めることができなかった。
 今大会の最大のテーマが「ポスト魔裟斗」だった。6月の世界一決定トーナメントで敗退して、魔裟斗はリングを離れた。MAX人気を維持するためにも、新たなスター誕生が期待されていた。そのために今回は小比類巻、佐藤、須藤の主軸3人に加えて、ボクシング3階級制覇王者の前田ら3人の新顔もそろえた。
 結果は無残だった。シュートボクシング日本王者の宍戸が、世界王者ブアカーオに15秒でKOされたのを皮切りに、エース候補が次々と散った。2年ぶりK−1参戦の須藤までが4年7カ月ぶりのKO負け。「負けから学ぶこともある」と唇をかんだ。結局、ポスト魔裟斗6人衆は全敗に終わった。
 中量級MAXの主役は日本人だった。リミット70キロと日本人の標準体形に近い。03年には魔裟斗が世界の頂点に立った。しかし、この2〜3年は外国人選手が急成長。今年6月の世界一決定トーナメントで準決勝に残った日本人は魔裟斗1人だけだった。谷川イベントプロデューサーも「ブアカーオ、サワーの進化のスピードは速い」と危機感を抱いていた。
 今大会をテレビ解説した魔裟斗は「世界と戦えるのは、日本人でオレしかいない」と明言した。6月以降、去就について沈黙を貫いてきたが「しっかり準備した上で、来年動く」と現役続行を宣言。やはりポスト魔裟斗魔裟斗しかいない。
(日刊スポーツ) - 9月5日9時44分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060905-00000037-nks-spo

昨日、テレビあっさり見逃しました。あまり悔いはありません(笑) 
日本人がダメだったと言ってもそれは仕方がないし、昨日のメンバーならそうかもしれません。ですが、マサトの「オレしかいない」は勘違い。
須藤信充(not元気)がいるよ!破壊力、半端じゃないよ。須藤信充がこの舞台で活躍できるかどうかは…敵はウエイトコントロールだけ(つまりマサトよりも強い)だと、期待も込めて申し上げたい。