改正雇用機会均等法が成立…男女の「間接差別」禁止

 全国的な転勤を総合職の採用要件とするなど、合理性のない男女の「間接差別」を禁止する改正男女雇用機会均等法が、15日午後の衆院本会議で全会一致で可決、成立した。
 「間接差別」は、表面上は性別に無関係だが、結果的に採用や昇進の男女差別につながる処遇のこと。具体的には、〈1〉身長、体重、体力を募集・採用の要件にする〈2〉全国転勤を総合職の募集・採用の要件にする〈3〉転勤経験を昇進の要件にする――の3ケースについて、要件に合理性が認められない場合は差別とみなし、禁止する。
 このほか、企業に適切なセクハラ対策を義務付ける対象に、女性だけでなく、男性へのセクハラを追加した。禁止される通常の性差別の対象も、「募集」「採用」「昇進」などから「降格」「雇用形態・職種の変更」「退職勧奨」などに拡大した。
(2006年6月15日13時33分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20060615it05.htm?from=top

恥ずかしながら、今日の日経新聞で知りました(^_^;)
1は論外として、2とか3は、会社の幹部としてある職責を担っていくにあたりよい経験になるというのも確かではないかと思います。「要件に合理性が認められない場合は差別とみなし、禁止する」とあるので、まったくだめというわけでもないのでしょう。ま、そうだと思います。しかしこれも男女差別と微妙に絡んでくるのが難しいところです。これからの世の中を考えたとき、既婚者未婚者で分類して(男女問わず)考えてもいいかしら?もちろん男でも2・3を差別なく適用するのは前提として・・・
それにしても、このネタのタイトルを
「男性へのセクハラ禁止へ 改正均等法成立」http://www.asahi.com/life/update/0616/001.htmlとした朝日はセンスがないと思います。
 
ところで↑こう書いた後で思ったのですが、3は「男女雇用機会均等法」の範疇なんでしょうか(では労基法かというと、こちらでは男女に関してはうたってないわけですが)?名が体を表しづらくなってきているというか・・・