セブン&アイが06年6月めどにミレニアムを完全子会社化、国内最大の総合流通グループに

[東京 26日 ロイター] セブン&アイ・ホールディングス<3382.T>は26日、西武百貨店、そごうを傘下に持つ「ミレニアムリテイリング(東京都千代田区)」と経営統合することで合意したと正式に発表した。セブン&アイは、コンビニ最大手、スーパー大手、百貨店大手を傘下に取り込むことで、連結売上高でイオン<8267.T>を抜いて、国内で最大の総合流通グループとなる。
 セブン&アイは2006年1月末に、野村プリンシパル・ファイナンス保有するミレニアムリテイリング株式の65.45%を取得する。ミレニアムの和田繁明社長は同年5月下旬に、セブン&アイの代表権を持つ副会長に就任する。同時にセブン&アイは、野村プリンシパル以外の株主から株式の取得も進め、同年6月をめどにミレニアムを完全子会社化する。
 野村プリンシパルを除くミレニアムの株主は2005年2月末現在、クレディセゾン14.68%、日本政策投資銀行の事業再生投資事業組合5.11%、伊藤忠商事3.71%、オンワード樫山3.27%となっている。セブン&アイは来年3月末までに、これら株主に対して現金による株式の買い取りを申し出るとともに、4月にはミレニアムと株式交換契約を結んで、6月に株式交換を実施することでミレニアムの全発行済み株式の取得を完了させる。セブン&アイとミレニアムの株式交換比率は1対0.61を予定している。
 ミレニアムリテイリングは、2000年7月に民事再生法を申請して経営破たんした「そごう」と経営再建中だった「西武百貨店」を傘下に2003年6月に発足した持ち株会社。大株主の野村プリンシパルは2004年夏以降、ミレニアムに対して2度にわたり総額500億円を注入した。そごうと西武百貨店の総売上高の合算は9168億円(2005年2月期)。
 セブン&アイは、イトーヨーカ堂、セブン―イレブン・ジャパン、デニーズジャパンを傘下に今年9月に発足。2006年2月期の連結売上高見通しは3兆7000億円。セブン&アイは、スーパー、コンビニに加えて、百貨店事業を取り込んで連結売上高でイオンを抜き、国内最大の総合流通グループとなる。(ロイター) - 12月26日11時57分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051226-00000983-reu-bus_all

かつてイトーヨーカ堂ダイエーはライバルだったかと思うのですが、ダイエーはあのようになってしまう一方で・・・勝ち負けというのはシビアですね。で、こんどはセブン&アイとイオンが勝ち組二大グループで、百貨店まで飲み込んでしまう。
すごい失礼な言い方ですけど、若い頃、デパートとスーパーはデパートのステイタスが上だったように思います。就職先として、どちらからも内定もらったら迷わずデパートに就職する、みたいに。
ただ、経営者はともかく、従業員の立場なら、飲み込んだほうがエライとか、過剰に考えないほうがいいのかもしれませんね。
それにしても、これによって①ウォルマート3094億ドル②カルフール1130億ドル③知らない会社④知らない会社⑤合併後のセブン&アイ715億ドル・・・って、それでもウォルマートの四分の一だ!でかすぎるぞウォルマート(笑)