全国高校駅伝、男子は仙台育英が3連覇

 全国高校駅伝(25日・京都西京極陸上競技場発着=男子7区間42・195キロ、女子5区間、21・0975キロ)――男子は仙台育英が2時間5分4秒で、3年連続6度目の優勝を飾った。
 3連覇は1983年から85年に優勝した報徳学園(兵庫)以来、史上2校目。
 レースは、1区でトップに立った世羅(広島)が中盤まで先頭をキープしたが、仙台育英は4区で逆転。後続の選手がリードを広げた。2位は世羅、3位は豊川工(愛知)が入った。九州勢が8位入賞出来なかったのは初めて。
 女子は興譲館(岡山)が1時間6分54秒で初優勝。昨年2位の興譲館は、1区で3年連続区間賞を狙った新谷(にいや)仁美(3年)が、昨年自らがマークした区間記録を更新する快走で、2位に37秒差をつけると、そのまま逃げ切った。2位は須磨学園(兵庫)、3位は常磐(群馬)で、連覇を狙った諫早(長崎)は4位だった。
 ◆エースの不調をチーム力でカバー◆
 過去2年は独走だった仙台育英だが、この日は第4中継所直前でようやくトップに追い付く展開。渡辺監督は「勝つ厳しさを味わわされた」と言うが、層の厚さを証明した勝利だった。
 ケニア出身のジェル(2年)は腹痛で、本人が「80%の出来」という1区。3区のエース梁瀬(3年)は、1か月前に痛めた左ひざと股関節に「力が入らなくなった」と、終盤足を引きずった。だが、遅れは後半の選手で取り戻した。
 5区で1年生の棟方が後続に13秒差を付けた。6区の釜石(3年)は「3年の最後にヒーローになってやる」と奮起し、差を43秒に広げ、勝利を大きくたぐり寄せた。外国人、エースが不調でも周囲がカバー。3年間、都大路を走った梁瀬は「自分はまだまだだが、やっぱりみんな強い」とチーム力を称賛した。
 選手が入れ替わる高校スポーツ界での3連覇は驚異。だが、今回も1、2年生が4人走り、V4を目指す下地はある。「2、3年前から選手が大人になってきた。5回(連覇)ぐらいはいくんじゃないか」と渡辺監督。昨年、2時間1分台の大会新記録を出し、監督の言う「神の領域」に達した仙台育英だが、連覇記録でもその領域に踏み込もうとしている。(上堀慶)
 ◆興譲館、初出場から7年目で頂点◆
 アンカー高島が、ゴールテープを切ると、競技場で待ち構えていた興譲館の選手たちは涙ながらに抱き合った。初出場から7年目の快挙。頂点に立てた感激に浸った。
 昨年は4区までリードを保ちながら、最終区で逆転されて2位。今年も3年連続の1区区間賞を狙う新谷が飛び出し、昨年と同じ展開。だが、3区以降の選手が伸び伸びと走り、一度もトップを譲らず、アンカー高島の区間賞まで生み出した。喜びの輪の中で、元気ものの新谷が「メリークリスマス」と叫んだ。(読売新聞) - 12月25日20時23分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051225-00000403-yom-spo

さすがにもう、どの高校が強いとかわからなくなりました、仙台育英は強いだろうと思いましたけど・・・
県立高校(ですよね?)の世羅高校にも留学生いるんですね。どういうつながりなんだろう。花の1区でトップ争いは留学生ばっかり。これを「つまらない」と思う人は多いと思いますが、これも国際化の証?でしょうか。国体や日本選手権あたりは日本国籍を持つ人に限定してもいいかもしれませんが、インカレやインターハイは締め出す理屈ないように思いますし。
で、これが、黒人だから強いのではなく、「強い黒人選手」が日本に来るんですよね。トヨタ九州のワンジル仙台育英高校で活躍)やスズキのマサシなど、世界でもトップクラスです。こういう人たちにはとてもかなわないまでも、刺激されて日本人のレベルももうしばらくすればどん底は脱するのではないかと思います。
ところで、1区制した人、知りません(^_^;)5000のベストより今回の5KM通過タイムのほうがずっと早いというのだから、もうめちゃくちゃです(笑)