桜庭の対戦相手は美濃輪に決定！＝ＰＲＩＤＥ男祭り

　桜庭、もう一人の赤パンと対戦！　大みそか１２月３１日に開催される「ＰＲＩＤＥ 男祭り ２００５ 頂−ＩＴＡＤＡＫＩ−」（さいたまスーパーアリーナ）で、桜庭和志vs美濃輪育久の対戦カードが決定したことが２１日、都内のホテルで発表された。
　先日、ＰＲＩＤＥを主催するＤＳＥ（ドリームステージエンターテインメント）にとって３年越しの悲願だった桜庭vs田村潔司が消滅。早急に桜庭の対戦相手を探していたところ、「赤パンがもう一人いるじゃないか」と高田延彦ＰＲＩＤＥ統括本部長が美濃輪に白羽の矢を立てた。さらに高田本部長は「田村以外との日本人対決を嫌がっていたサク（桜庭）だったけど、２、３年前に『美濃輪選手には興味がある』と言っていたのを思い出した。そして、偶然にも美濃輪選手が残っている。美濃輪選手にも、ほぼ外国人との対戦が決まっていたにも関わらず快諾してもらって、このタイミングでこの対戦が実現することになりました」と、ここまでに至る経緯を説明。「田村戦の期待以上の対戦を用意できた」と、桜庭vs美濃輪に高田本部長は絶大な自信を見せた。
　「桜庭さんが言う“赤パン”っていうのには、もしかして僕のことも入っているのかなと思っていて、その可能性を少しでも期待しながら以前から対戦を希望していた」と語る美濃輪は、桜庭との対戦に早くも興奮気味。今回のテーマ『爆風〜２０代最後の挑戦』にふさわしいカードとあって「最高のマッチメーク。ありがたき幸せです」と感激の面持ちだった。もちろん、この試合の果てに目指す場所は“ウルトラヘブン”。「今の時点で気持ちはヘブン。大みそかにリングの上で桜庭さんと対面してスーパーヘブンに、そして試合の結末でウルトラヘブンにしたいと思っています」と美濃輪節をサク烈させ、大一番への意気込みを語った。
　一方の桜庭は、田村戦が流れたといっても「まあ、いつものことですから何とも思っていません」と冷静そのもの。「こっちにも都合があるので、（田村には）ＮＯならＮＯでもっと早く言ってほしかったと思いますけど」と冗談交じりに語ったが、この押し迫った時期になってようやく対戦相手が決まったことに関しても問題ないことをうかがわせた。
　その対戦相手の美濃輪に関しては「何人かいた候補の中で、美濃輪選手が一番お客さんの心に響く試合ができると思った。プロとして最高の選手だと思う。いい試合ができると思っています」と、最大級の評価。さらに桜庭は「試合を見てて、入場シーンからワクワクする選手。僕もこれから考えて、間に合えば入場で何かやりたい」と、試合だけでなく入場パフォーマンスから負けないことを宣言した。
　ファンタジスタとリアルプロレスラーによる勝負プラスアルファの異次元の戦い。大みそかに、これほどファンを魅了する華のある戦いもないだろう。
　また、桜庭vs美濃輪のほか、エミリヤーエンコ・アレキサンダーvsパウエル・ナツラ、ジャイアント・シルバvsジェームス・トンプソンの２カードも併せて発表。これで１２試合が出揃ったが、ＤＳＥ関係者によればこれで全カードではなく後日新たなカード発表も行う予定だという。
■ＰＲＩＤＥ 男祭り ２００５ 頂−ＩＴＡＤＡＫＩ−
１２月３１日（土）　さいたまスーパーアリーナ　１３時開場　１５時開始
【決定対戦カード】
桜庭和志 vs 美濃輪育久
エミリヤーエンコ・アレキサンダー vs パウエル・ナツラ
ジャイアント・シルバ vs ジェームス・トンプソン
【既報対戦カード】
小川直也 vs 吉田秀彦
近藤有己 vs 中村和裕
瀧本　誠 vs 菊田早苗
＜ＰＲＩＤＥライト級ＧＰ決勝戦＞五味隆典 vs 桜井“マッハ”速人
＜ＰＲＩＤＥウェルター級ＧＰ決勝戦＞ダン・ヘンダーソン vs ムリーロ・ブスタマンチ
ミルコ・クロコップ vs マーク・ハント
＜ＰＲＩＤＥミドル級タイトルマッチ＞ヴァンダレイ・シウバ vs ヒカルド・アローナ
エメリヤーエンコ・ヒョードル vs ズール
＜ＰＲＩＤＥスペシャルチャレンジマッチ＞金子　賢 vs チャールズ・“クレイジー・ホース”・ベネット
（スポーツナビ） - 12月21日19時22分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051221-00000031-spnavi-spo

新たに決まった３カード、今ひとつですね・・・残念です。しかし田村は何を考えているんだろう。常軌を逸したヒネクレっぷりです（笑）